しまね夢こむぎ®命名の経緯 -松下教授より応援メッセージ-

 

 

いつもプロジェクトの応援を頂きありがとうございます。

 

本日は、しまね夢こむぎ®命名者の松下幸之助 教授より、名前に込めた想いについてメッセージを頂きましたのでご紹介いたします。

 

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松下幸之助 教授：左から2番目

写真 (2020年2月 島根県西部棚田)　

 

しまね夢こむぎの命名者の松下幸之助です。

 

自分自身痛感していることですが、顔と同様に名前は重要です。私の場合は、父親が新聞を見て思いついたものの、役所で手続きするときに「名前が立派すぎて、将来、恥をかくから、やめなさい」と止められたのに対して、父親が「名前を付けるのはオレの権利だ」と主張して決着したと聞いています。私自身、恥をかいているかどうかは別にして、広く知られている名前なので初対面の時でも打ち解けて話すことができるので助かっています。ただ、時々、「偽者の松下幸之助」と誤解する方がいますね。当たり前ですが、私は「本物の松下幸之助」です。

 

前置きが長くなりましたが、何故、「しまね夢こむぎ」という名前にしたのかをご紹介します。

 

この「しまね夢こむぎ」は、学童期以降に新たに発症する小麦アレルギーになりにくい小麦です。また、アレルギーの予防が出来て安心という利点に加え、小麦の香りの高い品種が用いられている為、味と香りを楽しんでいただくことが可能です。

 

このしまね夢こむぎは、消費者の方々と私たち研究開発者が手を取り合って初めて実用化できると考えています。そこで、消費者の方々(=you)と研究開発者である私たち(=me)の両方をつなげて”you me”=”夢”と名付けました。

 

現在までに、低アレルゲン小麦の研究開発では多くの方のご協力により実用化の一歩手前まで持ってくることができました。関係者の方には島根県以外の方々も多くいらっしゃるのは重々承知していますが、島根県で着想され、主な研究拠点が存在し、更に、栽培・加工・貯蔵を島根県で完結させることを計画していますので、島根県が将来的に低アレルゲン小麦の聖地となることを期待して頭に「しまね」を付けました。

 

一昨年からの島根県益田市の益田高等学校での講義と研究プロジェクトでの指導、あるいは、棚田再生プロジェクトメンバーとの意見交換を通じて、地域住民の方も「しまね夢こむぎ」という名前に親しみを感じていらっしゃるのを実感しました。

 

「しまね夢こむぎ」が小麦アレルギーに苦しまれている方々に対して、今までしたくても出来なかったことができるようになるという体験を提供することで、日常のQOLが向上し、新たな目標に挑戦されることの一助になることを強く望んでいます。

大分大学産学官連携推進機構 知的財産部門長

（島根大学客員教授）

 

 

松下先生のプレゼンで多くのマスコミ関係者の方に取材を頂きましたことを、この場を借りてお礼申し上げます。

 

農業雑誌『農耕と園芸』のオンラインサイト『カルチベ』にて、しまね夢こむぎ®をご紹介いただいています。

　↓記事はこちらです。
https://karuchibe.jp/?p=13491&post_type=read&preview=1&_ppp=d4b597ef95

 

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それにしても、気づけば週半ば、春の日はあっという間に過ぎますね！

次回は金曜日にお届けします。

最後までお読みいただきありがとうございました。