競技スタート！しかし、いきなり最大のピンチ到来

いよいよ競技スタート初日！待ちに待ったこの日を迎え、SMCチームは朝から走行準備を進めます。まずは125ccのNSX-03からスタート。いつも通り、耐久性の低い50ccより、耐久性の高い125ccで各種データを取りながら全体のセッティングを詰めていくという作戦です。
ところが、絶好調のはずの125ccのエンジンから白煙が！ファーストランは途中でエンジンストール。全くパワーが出ないままコースアウトとなりました。色々セッティングを変えて再度プレステージという走行手続き場で並んでいる時に、突然「コースクロスド」の連絡が。見上げると空には分厚い暗雲と雷鳴が！急いでピットに戻ると同時に風速23m、時速にして80km以上の猛嵐がピットテントを襲いました。あわててスタッフ一同でテントを押さえ込みますが力及ばず。ピットテントは完全に崩壊。強風雨に乗って全身に打ち付ける塩の固まり。まるで雹の嵐です。各種備品も吹き飛ばされて、一体何が無くなってしまったのか判断もつかない状態。いきなりの激しすぎるボンネビルの洗礼に成すすべがないスタッフ。果たしてSMCチームに明日はあるのか……。