3月下旬に起きた空爆。何が起きたのか。

　たくさんの方からの応援メッセージと、あたたかいご支援を頂き、本当にありがとうございます。

タイとミャンマー国境で起きていることをお伝えします。

3月27日のことでした。

市民への弾圧が続くミャンマーの東部カレン州（ミャンマー側の呼称：カイン州）の少数民族武装勢力地域の拠点が、ミャンマー国軍により空爆されました。

タイ政府はこの空爆により、29日までに4,000人を超える人が国境を超えてタイ側に避難したと発表しました。しかし、情報は混乱しました。

国境警備にあたるタイ軍により、多くの避難民がミャンマー側に退去させられたのです。また、ミャンマー国軍は少数民族武装勢力側が攻撃してきたことへの反撃攻撃だと主張しており、国境付近では国軍と少数民族武装勢力との緊張関係が高まっています。

　武力衝突が激化する中、残念ながらこの状況が長期化することが想定されています。

この大規模な空爆を受けて、多くの民間人が住む場所を奪われ今もジャングルでの避難生活を余儀なくされています。

まだ状況は安定していませんが、引き続き、現地の状況をお伝えしていきたいと思います。