
支援総額
目標金額 5,000,000円
- 支援者
- 407人
- 募集終了日
- 2025年1月31日
鉄道保存の裾野② ~動いた先のスタートライン~
今回は、前回からの続きです。
前回の流れを汲みますので、先ずは前回の内容をご一読下さいませ。

地域鉄道の活性化について、七尾は石川県内では本来先進的な地域です。
加賀屋の小田禎彦さんから直接のご教示で、「地域の為、能登の為には、地元の方々に疎まれようとも、県や国鉄からの協力に努めなければ」とのお話は、今の私のNPO活動や鉄道保存活動の原点でもあります。
誰かが先鞭を、そして誰かが損をしなければ、利益の享受は出来ない。
この価値観はNPO法人の、「自治体と企業とのマッチング」をする分野に通ずる点です。

そして七尾JCの皆さんも、組織の体は異なるものの、皆さん「マッチング」する事業を行っています。
七尾鉄道部のご協力の下、沿線の駅で子ども達に電車の絵を描いて貰って、多くの親御さんやご友人を伴い、利用者にも受け容れていただき、駅に立ち寄るというきっかけ作りの事業をしていただきました。

フォーラムの場でも多くのご教示をいただき、米山さんや小田さんには今でも感謝致しております。
七尾線には特段のご恩がありまして、何かあれば恩返しのつもりで関わらせていただきたいと今も思っています。
原点となったのは小学校6年生、まだJR1年目の最初の冬の「SLときめき号」の出発式にご招待いただいています。
北陸新幹線金沢開業以後、七尾線が在来線として離れ小島となってしまい、運行面で市民レベルで活性化を促す事が出来なくなってしまいました。
慙愧に堪えません。
勿論収益が高まればそれで良いというのが企業ロジック、新型車両やIC乗車券などの補助金も含めた行政便益が図られるなら自治体も迎合するのは、日本の「スクラップ&ビルド」の一つの代名詞かもしれません。
むしろ一つの恩返しとして、新幹線金沢開業の1年半前、小松から和倉温泉まで急行型電車を貸し切って企画した「かけはし」で結果をだす事が出来たのは、最後の報いと感じています。
国鉄時代、後にJR東海初代社長となられた須田寛さんは、営業制度面で「北海道から九州まで均一の運賃制度と等級サービス」の合理的な発展に努めました。
その薫陶はこれまで多く受け継いで下さっていますが、JRとなり、昨日日本国有鉄道の時代を歴史上越えてまいりまして、いよいよバラバラに地域インフラサービスが身勝手な発展をする事になるのかと、そこに「秩序」が伴うか不安しかありません。
勿論そんな事が無いように祈るのみです。

ですが、JRは確実に、合理化というより負のスパイラル、人口減少に伴う運行実務者(乗務員、駅員)の削減を、七尾線で進めています。
かつてのアイデンティティだった国鉄型車両も全て解体してしまい、石川県内に七尾線電化時に供された車両は、クハ489-501しか残っていないのです。
能登半島地震により被害に遭われた地域に根差し、働く七尾鉄道部の方々を含め、もう一つの須田さんはじめ国鉄が目指した「労働者の生活水準の向上と労務近代化」は、そこに見合った適正という意味でして、都市部や金沢と七尾鉄道部を、同じ目線で見るのは余りにも能登の方への利便性低下の理由付けではないかと、不安でなりません。
勿論それも、私が曲解で杞憂であればと願っています。

私達NPO事業者は、「自治体と地域の間の隙間を埋める」役割だけを持つものではなく、地域に根差したシンクタンク、問題共有や掘り起こしの為にイベントをする実務者でもあって良い立場です。
当局で企画したイベントや団体列車では、「小松のPR」も行った先で実施しました。
それは設立当時、「これからは自治体が主催か共催のイベントで、且つ非営利法人格でなければ、金沢支社は貸切列車の企画を認めない」と福知山線脱線事故直後のJR金沢支社の中間管理者に直接言われた事に端を発する明確な意思表示としてのNPO法人の発起であり腐心を重ね「損をする立場」に徹した結果です。

米山さんとはこのご縁で色々と実働を重ねています。
そのバイタリティは、やはり「鉄道が好きだから」です。
「その地域の鉄道を育む土壌」をきちんと知り、学び、共感を得るカタチで遺さなければ、地域遺産としての鉄道保存ではない、との実働です。
どんどん地元の人と交流を持ってゆく米山さんに感化されて、今の自分も少しは北陸でお役に立てれば、巡り巡って能登や地域の為にもなる「食堂車」の保存が定着するのではないか。

残念ながら能登の地震がもたらした被害は、元通りになりません。
でも、如何に諦めずに能登を「再びの地=DISCOVER NOTO」に出来るかを、食堂車を小松に誘致してボンネット先頭車と共に国鉄特急電車のステイタスシンボルという姿にする過程で、同じように見えてくる気がしています。
建物や自然と違い、「人」や「人情」は、移ろいに耐えながらも進化し移動するからです。
更に耐性を高めた「能登の人情」に至るご恩返しを、この食堂車保存でさせて下さい!

能登の皆さんは、集まってお喋りして、宴会をするのが大好きです(ちょっと偏見です)!
そこに前向きな団らんの場が戻る事を願います。
更に、七尾線を復興するには、今のような片道通行の情報発信ではない複合要素、経営者の意識改革が不可欠です。
新幹線敦賀開業で、再び「不便」「遅い」「買い物をする時間もない」との不満が鬱積している状態が、20年前の今と本当によく似ていると感じるのです。
大らかに、ちょっと深呼吸して、別の視点もあって、そこにも経済や商才が隠れている事にも目を落として欲しいのです。
鉄道保存のスタートラインも「遺した」ところからであり、サシ481-48のスタートラインは石川県、小松に来た時なのです。
それは今、徐々に実感してきています(感謝)。
ですが、能登をもう一度「人情」で結べるように、これまでの過去の企画、イベントに捉われずに、食「堂」車がサテライトの役割を担えるよう、このプロジェクトに最後まで絶え間ないご支援を、情報拡散とご理解に、あらためてお願い申し上げます。
リターン
50,000円+システム利用料

追加【第一&第二目標達成祈願】「ひばり」応援コース
【1枠限定】国鉄時代のイラストヘッドマーク(シルクスクリーン印刷/レプリカ)をお届けします。
●お礼のメール
●D型硬券「クハ489-501運転席乗車記念」
●缶バッヂ「サシ481-48食堂車」
●485系特急「ひばり」のイラストヘッドマーク(シルクスクリーン印刷/レプリカ)
- 申込数
- 1
- 在庫数
- 完売
- 発送完了予定月
- 2025年4月
50,000円+システム利用料

追加【第一&第二目標達成祈願】「やまびこ」応援コース
【1枠限定】国鉄時代のイラストヘッドマーク(シルクスクリーン印刷/レプリカ)をお届けします。
●お礼のメール
●D型硬券「クハ489-501運転席乗車記念」
●缶バッヂ「サシ481-48食堂車」
●485系特急「やまびこ」のイラストヘッドマーク(シルクスクリーン印刷/レプリカ)
- 申込数
- 1
- 在庫数
- 完売
- 発送完了予定月
- 2025年4月
50,000円+システム利用料

追加【第一&第二目標達成祈願】「ひばり」応援コース
【1枠限定】国鉄時代のイラストヘッドマーク(シルクスクリーン印刷/レプリカ)をお届けします。
●お礼のメール
●D型硬券「クハ489-501運転席乗車記念」
●缶バッヂ「サシ481-48食堂車」
●485系特急「ひばり」のイラストヘッドマーク(シルクスクリーン印刷/レプリカ)
- 申込数
- 1
- 在庫数
- 完売
- 発送完了予定月
- 2025年4月
50,000円+システム利用料

追加【第一&第二目標達成祈願】「やまびこ」応援コース
【1枠限定】国鉄時代のイラストヘッドマーク(シルクスクリーン印刷/レプリカ)をお届けします。
●お礼のメール
●D型硬券「クハ489-501運転席乗車記念」
●缶バッヂ「サシ481-48食堂車」
●485系特急「やまびこ」のイラストヘッドマーク(シルクスクリーン印刷/レプリカ)
- 申込数
- 1
- 在庫数
- 完売
- 発送完了予定月
- 2025年4月

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- 2,316,064円
- 支援者
- 113人
- 残り
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- 216,989,000円
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- 残り
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- 562,000円
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- 32人
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- 25日

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- 33,483,000円
- 支援者
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- 支援者
- 349人
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- 2,130,500円
- 支援者
- 169人
- 終了日
- 3/29
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- 1,255,000円
- 支援者
- 114人
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- 20,000円
- 支援者
- 2人
- 終了日
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- 10/18








