11/24 残り6日! 180万円!　ｸﾗｳﾄﾞﾌｧﾝﾃﾞｨﾝｸﾞで出来た事紹介⑥

北陸は日変わりの天気になって来ました。

雨ごとに冬へと向かう感じがします。

北陸は雪国という印象が強いかもしれませんが、決して小松は大雪に見舞われる地域ではありません。

むしろ首都圏北部より最低気温は高く、積雪量も多くないので、強いてマイナス面をいえば、雲が厚いくらいです。

その分、乾燥ケアも日焼けケアも不要なので、美人（美肌）が多い地域といわれます。

 

 

北陸よりも余程厳しい環境の、北海道で40年間頑張った特急形が、キハ183系です。

基本番台といわれる高運転台車は、蒸気機関車の廃止や信号自動化という合理化が一気に進んだ本線系統に、満を持して高速化の担い手に投入されました。

それは東海道本線にこだまが走り出して20年以上が経った事で、確かに近代化には遅きに失した北海道だったかもしれませんが、代わりに地域に特化した設計だったゆえに、長期の活躍が出来たともいえます。

 

 

私は昭和62年に初めてこの車両を目にしましたが、残念ながら乗車が叶ったのは更に4年後、平成3年でした。

たった4年の間に北海道は急速にローカル線を廃止し、客車列車の減少も顕著でした。

代わりに本州と北海道はレールで繋がり、道南から札幌近郊への輸送形態は飛躍的に高速化していました。

110キロしか出せない基本番台は、製造から10年程度にも関わらず網走や釧路を中心とした地方系統にシフトしてしまっていました。

 

 

それでも、北海道にとっては特に冬に強さを誇った183系の、高運転台車は運行面で極めて安全性の高い車両だったといえます。

 

北海道・鉄道史の誇り。往年の「特急おおぞら」を国鉄色で未来へ（矢野友宏（北海道鉄道観光資源研究会） 2018/01/01 公開）

 

そんな名車を、北海道の中心、新千歳空港からのアプローチがとても良い安平町追分に保存して下さっています。

ちゃんとエンジンも掛かるようにしてあり、しかもＲＥＡＤＹＦＯＲさんのプロジェクトで２両も保存出来る、凄い可能性を持っている事に感銘を受けました。

間違いなく地域の観光活性化に繋がりますし、この取り組みを今後も注視しているのが、「観光サテライト」としての利用を持続する事です。

広い北海道にあって、その観光拠点の新千歳空港に近い事は、追分も北海道の観光拠点になれる事を意味していますから、キハ１８３をより観光拠点に特化し、鉄道公園化を推進することで、様々な観光地からＰＲのサテライトにする事が出来る筈です。

 

クハ４８９－５０１も、出来れば他の保存車両と共に、小松空港と小松駅との中間点で、観光サテライトとして活かしたいというのが、１０年間事業を行ってきた私の、次なる目標です。

それは、金沢や加賀温泉というメジャー観光地だけでなく、白山麓や能登半島、越前方面など、もっと広いエリア、大所高所から俯瞰を考えなければならないとの思いです。

そうなればきっと、国際線を含む空路拠点の小松に、もっと多くの観光受益を直接落とし込むシステムとなる筈なのです。

 

次なる目標へ向けた足下の一歩なのです。

北陸の為にも、必ず達成しなければなりません。

是非とも最後まで力をお貸し下さいませ。