クハ489の屋根を補修|特急あずさやかもめ時代を再現し後世へ繋ぐ
クハ489の屋根を補修|特急あずさやかもめ時代を再現し後世へ繋ぐ

支援総額

3,915,000

目標金額 3,300,000円

支援者
135人
募集終了日
2022年11月30日

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2022年11月24日 01:14

ドイツに学ぶ鉄道保存とクラウドファンディング

ワールドカップ初戦、日本対ドイツのリーグ戦、とても感動しました!

特にGKのファインセーブの連続は、格上チーム相手に諦めない守護神としての意地を見ました。

本当に素晴らしい試合を見せてくれました。

 

サッカーでは勝利した日本ですが、母国に対する誇り、技術に対する評価の考え方は、ドイツが数段まだ上であり、日本も遺産文化を発展させる事においてはもっと学ばなければなりません。

 

上の写真の展示をみて、ドイツ人が後悔している事を目の当たりにしました。

当時世界最速、時速200キロを達成した高速車両を保存していなかったのです。

王立プロイセン軍事鉄道 - Wikipedia

 

僅かに残った架線すら、展示物として、歴史として後世に遺す。

これは後悔かもしれませんが、間違いなくドイツが常にヨーロッパにおいてゲルマンの誇りを忘れないようにする前向きな意味を込めているのだと思うのです。

 

この写真も、同じベルリン市内に在る、ドイツ技術博物館の中の収蔵品です。

廃鉱山から発掘された、産業革命に始まった鉄線路以前の、木製軌道を用いた鉱山トロッコです。

凄く鉄道文化を大切にする国ですから、日本のように陸蒸気を起源にしていないところがあります。

日本人の鉄道趣味人には是非立ち寄って欲しいところですが、何せ「技術博物館」と言われている通り、名前が目立っていません。

その分、とても敷居が低くて大らかな場所でした。

かつての蒸気機関車庫、ラウンドハウスが主な展示施設という時点で、日本の京都鉄道博物館を施設として越えてます。

 

この博物館には、第二次世界大戦の記憶も遺されています。

負の遺産です。

戦争と鉄道が寄り添っている事の証左で、包み隠さない現在のドイツ教育の本質に触れた展示でした。

過去の過ちを繰り返さない覚悟。

失われた物の尊さを伝えるのが、私は素晴らしいと思いました。

 

戦争で破壊された駅のモニュメントも、ちゃんと残されていました。

帰ってきて再度学んで、初めて日本の「美化する歴史」とは異なる考え方を学びました。

これに触れると私も、東大OB赤門軽便鉄道保存会さん所有の尾小屋鉄道車両の保存に、ドイツの保存方法が理に適うと思っています。

「ありのまま」なのです。

華美に見せない。

飾らない。

過度に修復しない。

それもありなのです。

 

そんなおおらかさが何故存在するのか、答えは保存鉄道にありました。

ドイツには資源がありません。

特に観光資源です。

一部地域にこそ集約されていますが、自然よりも技術、とりわけ産業で国家が安定した事への誇りのようなものと、造ったものを安易に壊さない「マイスター」の文化を強烈に感じました。

古いものを動くように残し続ける事で、観光資源になっているという現実です。

写真は「ハルツ狭軌鉄道」です。

ここには碓氷峠の原点、ラック式鉄道を採用した際に輸入した「アプト式(アブト式)」のご先祖もあります。

一番感銘を受けたのが、バックヤードツアーです。

月に一度開催されているそうで、たまたま私が訪問した際にも20名ほどがドイツ国内から集まっていました。

本当に、手仕事が伝わってくる工廠内で、ヘルメットもなし、触ってよし、見学者が皆、産業観光を自然に受け入れ、マナーが出来ているのです。

日本ではむしろこのマナーが難しいのです。

 

更に凄かったのが、見学したバックヤードの奥にはストックヤードがあり、使われていない車両も解体せずに残しているのです。

これも日本ではあり得ません。

 

ありのままを遺すことは大切な先人の技術を遺す事と同じで、スクラップ&ビルドを法律にしてしまうような日本とのお国柄が違うのです。

では、日本はどこをどう真似て、こんな制度になったのでしょうか。

アメリカでさえ今の時代、技術遺産はちゃんと残す、というより、道徳性に委ねたり、マニアックで大人な文化として受け容れるスタンスになっています。

しかし日本の法律は、その包容力を排除しています。

残念ながら、今の日本は鉄道保存が非常に難しい国なのです。

 

クハ489-501を遺すという事は、日本の産業法制度への反抗ともいえます。

ですが、法律に拠らない大らかな取り組みを、クラウドファンディングは欧米の鉄道保存の価値観に近い形で実現に導いてくれています。

なので、鉄道保存とクラウドファンディングの連携で、少しづつでも技術遺産の文化を高めていきたいのです。

ワールドカップで勝ったといっても、まだまだドイツは日本が学ばなければならない先進国だと思っています。

更に目標を磨いて、対等な相手と認めてくれる文化になりたいと思っています!

 

リターン

10,000+システム利用料


ノベルティグッズプラン|1万円コース

ノベルティグッズプラン|1万円コース

●国鉄小松駅時代の駅スタンプを押印したお礼のお手紙
●小松市制80周年記念乗車証
●オリジナル硬券(C型)
●2枚組クリアファイル

申込数
26
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年5月

12,000+システム利用料


ノベルティグッズプラン|1万2千円コース

ノベルティグッズプラン|1万2千円コース

●国鉄小松駅時代の駅スタンプを押印したお礼のお手紙
●小松市制80周年記念乗車証
●オリジナル硬券(C型)
●2枚組クリアファイル
●クハ489-501車内ナンバープレート

申込数
40
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年5月

10,000+システム利用料


ノベルティグッズプラン|1万円コース

ノベルティグッズプラン|1万円コース

●国鉄小松駅時代の駅スタンプを押印したお礼のお手紙
●小松市制80周年記念乗車証
●オリジナル硬券(C型)
●2枚組クリアファイル

申込数
26
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年5月

12,000+システム利用料


ノベルティグッズプラン|1万2千円コース

ノベルティグッズプラン|1万2千円コース

●国鉄小松駅時代の駅スタンプを押印したお礼のお手紙
●小松市制80周年記念乗車証
●オリジナル硬券(C型)
●2枚組クリアファイル
●クハ489-501車内ナンバープレート

申込数
40
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年5月
1 ~ 1/ 18


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