関係各位にお礼のご挨拶ならびに報告をさせていただきました

ご支援いただきました皆様はじめ、鉄道関連のクラウドファンディングに携わられている皆様には、この場を借りまして心よりお礼申し上げます。

 

去る１２月４日、本年最後となりますクハ４８９－５０１の定期車内公開の日程を全て終えさせていただきました。

４６日間の合計開放日数で、年間延べ２５６２人のご見学者様がいらっしゃいました。

１日平均およそ５５人であり、コロナ禍で減少していた時期からみると、めざましい改善でした。

特に地元の方やお子様連れにはプラレール広場を暫時対応しつつ、観光で訪れた県外のご来客との棲み分けでコロナ禍でのストレスを和らげる取り組みをした事から、それぞれにご理解を得られたと考えています。

 

これから来年３月末まで、屋根を中心にクハ４８９－５０１は補修期間に入ります。

来年度は、北陸本線がＪＲで特急列車が走り続けるラストイヤーになります。

この１年で、綺麗になったクハ４８９－５０１に訪れる方は、一体どれ程になるか、期待しかありません。

そして、クラウドファンディング×鉄道による地域おこしはこれから益々進展する、キラーコンテンツからメジャーコンテンツになっていく事と思います。

 

先週末、クハ４８９－５０１と同じ町内在住で、きたぐに鉄道管理局の所在と同じ町内会に事務所がります、元国土交通政務官の佐々木はじめ代議士に、鉄道とクラウドファンディングの可能性について、お礼のご挨拶を兼ねて報告させていただきました。

代議士より、「鉄道ファンは凄いなぁ！」と、大変驚いていらっしゃいました。

そして、「私も世界の公共交通を、政務で色々訪れて勉強しているから、日本でも実現可能な事があれば取り入れたいと思う」との私見も伺いました。

 

現在の日本には国鉄はありません。

各鉄道会社や地域（第三セクター）がそれぞれの正義と考えながら独自色を出している姿が常態化しています。

その中で国が関与出来る前向きな政策は、新幹線しか無いのですが、その点についても様々な利害があろうかとお察ししつつ、私自身、代議士には鉄道保存に特化して、今後も協力をお願いしていきたいと思います。

それが、日本の保存鉄道、技術遺産を、救う国策になれば、もっと子ども達から世界に至るまで、大きな交流のコンテンツになると信じているからです。

 

来年度、当法人としては、支援の輪を更に大きいものにと願っておりますと共に、車両保存の実働面では、万葉線の「デ７０６１」を加越能鉄道運行開始時の姿に復元するプロジェクトを始めたいと思っています。

その際には、また様々な方からのご指導やご協力を賜りたく、先ずはクハ４８９－５０１の補修にまい進してまいります。