2200形 デハ2212号の新塗装復活に向けた整備状況に関して

前回の整備状況のお知らせから1ヶ月ほど経ちましたが、2212号の整備は着々と進んでいます。

【速報】2200形デハ2212号(首都圏電車区)の整備に着手しました。

2212号に関しては、2211号と異なり、前回の塗装から時間が経過していました。
輸送の際も少々くたびれた姿で、本当は輸送前に少し綺麗に整備してあげたかったのが本心です。

それでも皆様の暖かいご支援を頂き救出が実現できた訳ですから、幽霊列車のように誤解されることだけは避けたいと話し合い、関係する皆様のご協力を頂きライトを輝かせながら、2200形の後輩である9000形・1000形・現4000形が目指した「9号線」の先にある、首都圏電車区を目指して行きました。

今回の整備では、おそらく四半世紀ぶりに、下地処理から全てをやり直すことになります。

着々と進行しつつある整備、新塗装の復活が待ち遠しいですね。

なお新塗装のお披露目や塗装体験イベントは、現在首都圏電車区で開催中の銚子電鉄デハ1002号（営団銀座線・丸ノ内線2040号）の解体危機を救うためのクラウドファンディングのコラボリターンとしてご用意させていただいております。

元・小田急2200形 2212号 新塗装復活へ、お披露目&仕上げ塗装体験イベントのご案内

昨今、保存車を巡る暗いニュースや、全体から見ると数は少ないのでしょうが不適切な状態の保存車両の存在などが問題になっています。
車両保存にあたり、そのような誤解を招いたりすることは、絶対に避けなければならないと考えています。
今回の新塗装復活の取り組みは、「車両を新規保存すると同時に、既存の保存車両を1両補修する」といった前向きな鉄道車両保存のサイクルが実現できるかの、挑戦・実践という意味でもあります。

鉄道車両保存がどんなに暗い時代にあっても、諦めずに前向きな活動を続けること、そして鉄道車両保存のモデルケースとなることが重要だと考えております。
ぜひ引き続きご支援・ご協力を賜りますよう、お願い申し上げます。