プロジェクト9日目です。今日は糖尿病と食事について

皆様ご支援ありがとうございます。

このプロジェクトの開始により、先日のメディア取材も含め、様々な方と糖尿病についてお話しする機会が増えました。

そのような中、予備軍を含めたすべての糖尿病患者が1000万人程度と推計されているにも関わらず、世間一般に糖尿病についての知識というのがまだまだ不足していると感じています。

 

そこで、この場ではプロジェクトの進捗状況だけでなく、糖尿病についての啓蒙もしていきたいと考えています。

 

食事に関する1型と2型糖尿病の違い

 

繰り返しになりますが、1型糖尿病と2型糖尿病は、まったく異なる病気と言ってよいほど違いがありますが、食事に気をつけなければならないことは同じです。

しかし、気をつけるべきことがまるで変わります。

 

 

「糖尿病」と聞いて一般的に想像されるのはおそらく2型糖尿病ですが、2型糖尿病の多くの原因は食事や運動などの生活習慣です。なんとなく太り過ぎの方がなる病気というイメージは皆様お持ちではないでしょうか。

実際に肥満を解消することも2型糖尿病治療の一環ですので、例えばおやつ（間食）に甘いもの、つまり高糖質なものや高カロリーなものの摂取は控えるよう医師から指導されることが多いと思います。

 

 

しかし、1型糖尿病は、血糖値を上昇させる炭水化物量が重要であり、仮に炭水化物を多く食べても、それを適正な血糖値に補正できる量のインスリンを打てば基本的に問題はありません（このインスリン量の計算が難しいのですが）。

つまり、間食でも炭水化物の量が分かれば、自由に食べることができるのです。

 

 

同じ「糖尿病」という病名ですが、もし1型か2型かわからない糖尿病の友人がいた場合、食事に気を遣う部分がまったく違います。

1型と2型の違いを知らなければ折角の気遣いが逆効果になりかねませんし、患者さんからすれば理解されていないと感じることは辛いものです。このプロジェクトを通じて、少しでも世の中の理解が増えればと思います。