関野吉晴さんより応援メッセージをいただきました

　宇井真紀子さんは、1992年からというから30年以上に渡って、アイヌに寄り添って写真を撮ってきました。それも北海道だけでなく、全国のアイヌ、更に北米やオセアニアの先住民たちと交流する様子もカメラに収めてきました。

　長い時間をかけて、丁寧に取材する姿はまさに目指している「撮影を通じて共に歩みたいと願っている姿勢」そのものです。

　ポートレートだけでなく、彼らを取り巻く自然や伝統的な文化が壊されていく様子も丁寧に取材してきて、写真集『アイヌ100人のいま』などに結実させてきました。

　2018年に、第二弾の撮影を開始しました。再び、アイヌの時間＝自然の時間に合わせて、たっぷりと時間をかけて撮り続け，今年の1月に撮り終えたそうです。どのような作品が生まれるのか、楽しみに、ゆっくりと待ちたいと思います。

関野吉晴
探検家・医師

事務局より

自らの足と腕だけを頼りに、およそ700万年前の人類のルーツを訪ね、南アフリカからタンザニアまでを旅するグレートジャーニー、人類が日本列島にやってきたルートをたどる新グレートジャーニーを経て、現在、タイムトラベルに挑戦中の関野さん。

旧石器時代の暮らしを実践するそのプロジェクトは二風谷でも行われ、その様子が映画にもなるとのことです。

関野さん、応援メッセージありがとうございました！