シェルターの現状と挑戦—救いを待つ猫たちのために。突然飼い主を失い、居場所を失う猫が急増しています

いつも温かいご支援をいただき、本当にありがとうございます。

 

最近、ある方から「保護活動はしていないのですね」と言われました。これは、緊急性のない野良猫の保護依頼をお断りした際に言われてしまった言葉です。

 

しかし、私たちは「していない」のではなく追加の保護が「できない」のです。

 

現在、シェルターで暮らす猫たちを新しい家に送り出さない限り、新しい猫を保護することが難しい状況にあります。

 

私たちはこの4年半、シェルターの運営を続けてきましたが、今、大きなピンチに直面しています。保護した猫たちが年を重ね、病気を発症したり、老衰で亡くなる猫も増えています。通院が必要な猫も増え、私たちの手は限界に近づいています。譲渡会で成猫に「かわいいね」と声をかけてくださる方もいますが、最終的に子猫を選ぶ方が圧倒的に多いのが現実です…。

 

それでも、成猫を気にかけてくださったり、家族として迎えてくださる里親さんもいらっしゃいますが、その数は子猫に比べると非常に少ないのが現状です。

 

私たちの強みは、シェルターがあることです。

 

そのため、譲渡が比較的決まりやすい子猫は他の団体さんにお任せし、他の団体では受け入れが難しい猫たちを積極的に引き受けてきました。それは、飼い主さんの死亡などで行き場を失い、捨てられるか、最悪の場合は殺処分されるかもしれない成猫たちです。

 

しかし、私たちの努力だけではなかなか新しい家を見つけることができないのが現実です。特に、人間に対して怖がり威嚇してしまう成猫たちの譲渡は、非常に困難です。それでも、私たちはその猫たちを引き受けてきました。

 

なぜなら、私たちが手を差し伸べなければ、猫たちは人間の都合で命を絶たれてしまうからです。

 

 

近年は、飼い主さんの高齢化が課題となっています。

 

飼い主さんと穏やかに暮らしていた猫が、突然飼い主を失い、居場所を失い、さらには殺処分される…そんなことが現実に起こっているのです。

 

この事実を少しでも多くの方に知っていただきたい。そして、これらの猫たちに新しい家族を見つけたい。それが今回のプロジェクトの目的です。

 

私たちも猫たちも、時間がありません。

 

これまでシェルターは、捨て猫防止や防犯上の理由からあまりオープンにはしてきませんでしたが、もうそのようなことを言っていられません。防犯面を整えつつ、少しでも多くの猫たちが幸せになれるよう、より多くの方にシェルターを開放し、猫たちに会いに来ていただける機会を増やしたいと考えています。

 

 

どうか、猫たちの未来のために、私たちの活動へのご寄付をよろしくお願い申し上げます。

 

皆様の温かいご寄付が、猫たちの命を守り、新しい幸せを届ける力となります。

 

心よりお願い申し上げます。