出会いと別れ ～ありがとう、洋治さん

まずは、クラウドファンディングをご支援いただいた皆様に、心から感謝申し上げます。現在は、猫たちの未来をさらに広げるために、第二目標に向けて挑戦中です。どうか引き続き温かいご支援をお願い申し上げます。

今日は、大切な仲間をご紹介させていただきます。

お世話を手伝ってくれているももさんのご紹介で、猫たちのためにボランティアとして参加してくださっていた岸上洋治さんです。

私たちシェルターの運営は、仕事と両立しながら行っているため、どうしても猫のお世話以外のことに手が回らず、後回しにしてしまうことがあります。特に、機械類の修理や施設の管理には手を焼いていました。

そんな私たちを支えてくれたのが洋治さんです。

洋治さんは、細かいところまで丁寧に作業をしてくださり、水道のパッキン修理から、換気扇やエアコンフィルターの掃除、掃除機の修理、外の草刈りまで、全てを完璧にこなしてくださいました。特に草刈りは根からしっかりと取り除き、今後草が生えにくくなるよう丁寧にしてくださり、換気扇も新品かと見間違うほどピカピカにしていただきました。ももさんとの掛け合いも和やかで、見ているだけで心が温かくなる存在でした。

洋治さんは、猫たちにとっても、私たちにとっても、大切な仲間でした。クラウドファンディングの達成も気にかけてくださっていたのですが、達成の報告をする前に、突然のお別れとなってしまいました。それは、突然のご病気によるもので、あまりに急な出来事で、いまだに心の整理がついていません。

最近、「困難、苦難、災難などの“難”があるからこそ、感謝の気持ちが生まれる」という言葉に触れ、改めて「有難い」という言葉の意味を噛みしめました。「有難い」の語源は「有り難し」、すなわち「存在することが難しい」、つまり「めったにない貴重なもの」を指すそうです。

洋治さんとの出会い、支援してくださる皆様との出会い、里親さんとの出会い、そしてこの活動に共感し協力してくださるすべての方々との出会い。それらはどれも、「有り難い」と感じる、かけがえのないものです。

私たちが猫たちのために活動できているのは、多くの方々に支えられているからこそです。心から感謝の気持ちをお伝えしたいと思います。皆様との出会いに深く感謝申し上げます。

そして、岸上洋治さん、本当にありがとうございました。洋治さんの優しさは、猫たちにも、私たちにも、深く刻まれています。どうか安らかにお眠りください。