【感謝】さよなら、はなこ。ありがとう、はなこ。

先月皆さま、いつも温かいご支援をありがとうございます。

 

私たちの活動の原点とも言える、多頭飼育崩壊54匹のうちの1匹、はなこが先月、腎不全で旅立ちました。

ゴローとマップのお話の前にアップするつもりて準備していましたが、なかなかアップできずにいました。大変申し訳ございません。

 

はなこは、鮮やかなグリーンの瞳を持つ、とても魅力的な子でした。

保護当初は慢性鼻炎がひどく、鼻が詰まっていて呼吸が苦しそうな姿が印象に残っています。

何度も通院しながら見守っていましたが、皆さまのご支援で健康的なフードを食べ、シェルターの衛生環境が維持できたおかげか、いつの間にか鼻炎が自然に治っていました。

 

でも、腎不全だけはどうすることもできませんでした。

どれだけ手を尽くしても、治療法はなく、悪化を防ぐことさえできない病。

ただただ、見守ることしかできず、私たちは辛い気持ちでお世話を続けましたが、一番苦しかったのは、きっとはなこ自身だったと思います。

 

最後の時、ボランティアのタカコさんがはなこを優しく抱きしめ、その胸の中で旅立ちました。

タカコさんが当番で来てくれるのを待っていたかのように、もうお別れかと思われた状態になってからも2日間、頑張ってくれました。

「もういいんだよ。頑張ってくれたね。」

タカコさんの温かい言葉に包まれながら、静かに眠るように旅立っていきました。

 

はなこ、よく頑張ったね。

苦しい時もあったけど、みんなに愛され、見守られ、最後は優しい腕の中で旅立てたことが、せめてもの救いです。

 

これまで、はなこを支えてくださった皆さま、本当にありがとうございました。

皆さまのご支援があったからこそ、はなこは温かい環境の中で最期を迎えることができました。

 

(多頭飼育崩壊現場にいた頃）

 

私は、お客様の健康に関わる仕事をしています。

健康の大切さをお伝えし、未病・予防・健康診断の重要性を日々お話ししています。

皆さまの健康が、私の何よりの願いです。

 

どうか、早期発見・早期治療を大切にし、ご自身の健康を守ってください。

皆さまが健やかでいてくださることで、これからも長く、猫たちの幸せ報告を続けられるように願っています。

 

これからも、一匹でも多くの猫たちを救い、新しい未来へとつなげる活動を続けてまいります。

引き続き、どうぞよろしくお願いいたしこれからも

(シェルターが改修前で、まだ畳だった頃）

 

はなこ、ありがとう。

そして、皆さまに、心からの感謝を。

 

はなこを見送った今、改めて思うのは、猫たちに「愛される家族のもとで最期を迎える」ようにしてあげたい。これからも頑張りますので、よろしくお願いします。