ウェブマガジン「アパートメント」、8年目への大改装工事

支援総額

2,635,000

目標金額 1,800,000円

支援者
210人
募集終了日
2018年12月27日

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2018年12月07日 12:00

住人さんからのメッセージ#7 カマウチヒデキさん

本日も、住人さんからのメッセージ、お届けします。

 

今回でもう7人目!ありがたいことです。

 

#7、カマウチヒデキさんです。

 

- - - - -

 

 

アパートメントに最初に参加したのは当番ノートの7期、2013年の春でした。


僕は本来写真を撮る人ですが、本業とは別に自分のブログにほそぼそと200字小説というのをたまに書いてました。
そんなに広く読んでもらうことを想定していないものだったのですが、最初にアパートメントに声をかけていただいたのはこの200字小説が面白かったから、というのを後から聞きました。
よくもまぁこんなこそこそ目立たない場所に書いてるものを見つけてくれるもんだと、管理人さんたちの探索網に感心したものです。


当番ノート時代は、主に写真のことについて2ヶ月8回。
僕の書く文章なんて今まで写真関係以外の人にはあまり読まれることもなかったので、そういう狭い囲い以外の場所に向けて書く機会を与えられたのが嬉しかったです。しかし週イチで1本必ず書くというのは想像以上にヘヴィでした。
仕事の行き帰り(いや正直仕事の合間にも)次の文章のことばっかり考えていて、電車待ちの駅や電車の中でも書けるように、携帯ワープロのポメラというのを買って持ち歩いていたことを思い出します。揺れる電車内で小さく打ちにくいキーボードでタカタカ書き続けていました。


当番ノートの週イチ2ヶ月というハードな体験を経て、いったん退室ということになったのですが、終わってみると、四六時中ものを考えては書き続けるということが自分に残したものの大きさに気づかされます。
書く、というのは、単に自分の中にすでにあるものを提示することではなくて、自分の中外にあるバラバラな部品をつなげて組み上げて広げていくことです。書きたいことがあるから書く、ではなくて、書くことで生まれてくるものを書く。わかりにくいでしょうか。
書くことで、書きはじめの1行目には考えもしていなかった場所に到れることがある。考えが自走していくのです。終着点が見えていなくても、ひたすら考え書きつらねれば知らなかった場所にたどり着く。そういう不思議な感覚が生まれました。
これは自分のブログに自分のペースで書いてるだけではなかなか体験できないことだったのではないかと思います。
どこで書くか。あ、電車の中でとかいう意味ではなくて。アパートメントの一室で、隣に誰が住んでいるのかとか、階下はどんな感じだとか、そういう「場所」の影響は大きいのです。建物の共鳴や漏れ聞こえる住人の声も場として作用します。そこで書いていることが、書くことじたいを走らせる。
アパートメントはそういう不思議な建物です。
そういう場所に住まわせてくれたアパートメントさまさまなのです。


幸い、長期滞在しないかとお声がけいただけたので、以来5年間ずっと書かせてもらっています。さすがに週イチの全力疾走は続けられないので月イチですけど。


また、当番ノート時代に同期だった古林希望さんとのコラボ「ギャラリー・カラバコ」も2期目に入りました。
当時お互いの当番ノートを見ながら、この人とは何か一緒に作れるのではないかという予感めいたものが相互にあり、わりと早くから一緒に何かやりたいねという話をしていました。
絵の希望さんと写真の僕ではコラボレーションといってもなかなか難しいので、僕の方はアパートメントに呼んでもらえるきっかけとなった200字小説で組むことにしました。
第1期は管理人の鈴木悠平さん、第2期は同じく管理人の朝弘佳央理さんにタイトルを考えてもらい、僕と希望さんが打ち合わせなしで期日にセーノでアップします。
一緒に何かやろうといういうくらいだから僕と希望さんはたぶんすごくものの見え方とかの相性が良くて、表現する形は違ってもすごく感覚的に親和性があるのでしょう。こういう人と出会えるのもアパートメントというこのかたちのおかげですよね。

アパートメントに入居したおかげで、今まで写真世界の小さな囲いの中でしか発信して来なかった僕が、写真以外の場所へいろいろ目を向けられるようになりました。訪れる方々が僕の文章を読み、写真を見、希望さんとのコラボを楽しんでくださいます。
本当にさまざまな住人が集まり、ときにお互い挨拶を交わし、ときに黙ってあちこちの部屋をのぞき見たり、若い住人さんたちの才能に嫉妬したりもする。
知らぬ世界を見せてくれるさまざまな住人さんたちと、部屋割りをあれこれ調整してくださる管理人さんたち。アパートメントはいつの間にかものすごく大きな場所に育っていました。
この大きな建物が、今までボランティアベースで運営されてきたことの方が驚きです。


今回アパートメントの屋台骨を補強する改修工事を行うためのクラウドファンディングが始まりました。
僕は、メニューの一番下の方
「■管理人が、ご希望に合うかもしれない住人さんを『お引き合わせ』します」
のところにいます。
どなたか、僕に写真を撮られてみたい、という方いらっしゃたらご相談ください。

 

カマウチヒデキ

 

■アパートメント著者ページ

http://apartment-home.net/author/kamauchihideki/

■ホームページ

http://kamauchihideki.sakura.ne.jp/

■200字小説

■Twitter

 

リターン

10,000


リニューアル後押し スタンダードコース

リニューアル後押し スタンダードコース

・管理人一同からのお礼のメール
・アパートメント「住民票」ステッカー
・リニューアル大改装記念 小冊子(管理人一同、本気で編集します)

をお送りいたします。

申込数
28
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2019年5月

3,000


お気持ちコース

お気持ちコース

管理人一同から、寄付へのお礼と活動報告のメールをお送りいたします。

申込数
73
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2019年1月

10,000


リニューアル後押し スタンダードコース

リニューアル後押し スタンダードコース

・管理人一同からのお礼のメール
・アパートメント「住民票」ステッカー
・リニューアル大改装記念 小冊子(管理人一同、本気で編集します)

をお送りいたします。

申込数
28
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2019年5月

3,000


お気持ちコース

お気持ちコース

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制限なし
発送完了予定月
2019年1月
1 ~ 1/ 46

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