住人さんからのメッセージ#8　イガラシタカヒロさん

おかげさまで、現在のご支援56万円、30%を超えました……！

 

まだ先は長いですが、すでに感無量です……。

 

ファンディング期間中は、管理人一同で、数日おきに電話会議をしているのですが、毎回「ありがたい……」という溜息のようなもので会話が始まっています。

 

ご支援と同時に大きな励みになっているのが、住人さんからのこのメッセージです。

 

本日は8人目！

 

イガラシタカヒロさんです。

 

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同質効果というものをご存知でしょうか？気分が滅入っているときには穏やかな落ち着いた音楽を、気分が昂ぶっているときにはポップな楽しい音楽を聴くほうが精神的に良いという、音楽療法の現場で使われる技法のことです。
例えば、恋人にフラれたばかりなのに「くよくよすんなって！元気出せよ！パーっと遊び行こうぜ！」と励まされても、「いや、まだそういう気分じゃないから、、」とげんなりすることもあるでしょうし、幸せそうな恋人たちをみるたびに生まれる妬み嫉みに自己嫌悪に陥ったりすることもあるかと思います。射し込む光は、今の自分にとって眩しすぎればただの苦痛にもなります。
音楽療法でいう同質効果とは、無理に気持ちを持ち上げるのではなく、一度そのときの気持ちと向き合うためにそのときの心境に近い音楽を使うことで、次の感情へと進んでいけるように働きかけることといったところでしょうか。（たぶん）

 

アパートメントもそれに似てるなあと思うことがあります。いろんな人がいろんな価値観のもと自由に繰り広げられらる物語りの数々。〝今のぼく〟に心地良く響くものもあれば、そうとも言えないものもあります。そして、時間と場所をかえて読み返してみるとまた違った印象を得ることがあったりします。読み手の今が変わることによって選ばれる物語りも変わってくるおもしろさがアパートメントにはあるような気がします。

 

自己紹介遅れましたが、イガラシタカヒロと申します。写真を撮ったりしてますが、本職は介護支援専門員で日々高齢者の方々と関わらせていただいています。
ぼくは当番ノートの第2期として、その後は長期滞在者として不定期に記事を書かせていただきました。その記事の中に、友人とのおしゃべりを編集なしで書き起こしただけの回があります。おもしろいと褒めてくれる人もいましたが、「読みにくくて途中でやめた。あれ無理。」という人もいて、そんな読み物として成立していないんじゃないか？というものでさえも主催のかおりさんは愉快愉快と微笑んでくれます。アパートメントには、人の癖、人の業なんかを、おおらかな気持ちで包んでくれる空気が流れているように感じます。だから、安心して、ぼくの物語りを預けることができるのだと思います。

 

これからも、物語りたちの住み良いアパートメントであり続けますように。

 

イガラシタカヒロ

 

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http://apartment-home.net/author/takahiro/

 

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明日の新着情報からは、住人さんから託していただいている素敵なリターン品を、写真付きでご紹介していきます。