突然のショック

食べないなら何もしないで

私達の仕事で、飯塚の2階は猫専門のホテルをしております。

 

通常のホテルの猫達もいますが、飼い主さんが緊急入院などの際の長期ホテルもあります。

 

そんな中、御高齢の方がご入院との事で受け入れしたりゅうくん。

 

 

しかし、退院が難しいとのご連絡が…

施設入所です。

りゅうくんは、飼い主さんより16歳と聞いていました。

りゅうくん自体も高齢…

 

そんなある日、りゅうくんがご飯を食べなくなりました。検査の結果、肝臓の値が悪く

飼い主さんへ報告。

 

お薬を飲めば上手く付き合っていける事を話しましたが、ペットホテルなので所有権はまだ飼い主さん。

ご本人から、そのままで看取ってくださいとのお話…

ご飯もお薬もいらない。

所有権がある内に看取ってほしいと…

 

当店の終身施設へ声掛けをします。

金銭的に難しい場合、分割でも構わないと話をしましたが、フード代も難しいと…

 

私は、拒否しました。

生きれるのに、看取りません。

私から、所有権の放棄をお願いしました。

 

 

 

そう、ボランティアとしてりゅうくんの命を守りたいと受け入れました。

 

現在は、治療もスムーズに、ご飯もしっかり食べてマイペースなりゅうくんに癒されております。

いつか、もしかしたら飼えなくなるかもしれないそんな時があるかもしれません。

 

でも、やはり関わった命

その子の命は、助かる命ならば人の手で

命の期限を決めてはいけないと思います。