2023日本代表候補紹介：ミックスダブル・クォド編

絶賛ラストスパート中、井手雅敏です。

今回は7/1~2で開催される日本代表選考会のミックスダブルおよびクォドの候補クルー/選手を紹介します。

私の至らなさから、2023年日本代表選手７名中５名(２クルー)が未定の中でのクラウドファンディング期間となってしまい、応援・支援しにくい状況にしてしまったこと、申し訳ありません。

それでも皆さんには、新しい世界に挑むクルー・選手たちを知ってほしいので、紹介させていただきます！

 

【ミックスダブル】

笠谷勇希(Crimson Gang)/上野美歩(中央大学)

エルゴによる１次予選をトップ通過したペア。

男子シングル代表選考にも挑んだ、同種目の実績・経験値共に高い笠谷選手と、中学時代から現在に至るまで各世代トップシーンで活躍し続ける上野選手という、衝撃のペアが電撃参戦。

国内屈指の漕力に加え、４月のキプロス国際大会でミックスダブル３位に入賞経験のある笠谷選手が、ついに悲願の代表の座を勝ち取るのか！？

 

椎名孝行(Swift Racing Japan)/山領夏実(今治RC)

日本のMr.Ms. Coastal Rowingといっても過言ではないペア。

先日の今治大会同種目では、圧倒的な内容で優勝を果たし、選考会に臨む。山領はワールドビーチゲームス・アジア大陸予選優勝という確かな実力で、先に女子シングル日本代表を決めている。

他を圧倒する経験値で葉山の波を制し、イタリアに羽ばたくことが出来るのか！？

 

沢目真直(早稲田大学)/安彦こゆき(中央大学)

ミックスダブル最後の挑戦クルーはフレッシュな大学生ペア。

安彦選手は先日の今治大会に女子ダブルで出場し、しっかりとコースタルローイングの経験を積んでいる。沢目選手はこの種目の経験が確認できていないが、エルゴ記録は男子選手トップレベルの漕力があり、ジャイアントキリングするのに十分なポテンシャルを秘めている！

 

【ミックスクォド】

戸田中央総合病院RC(勝又晋一/高野亮介/渡邊花穂/中川奈穂/来海泰志)

漕手4人と舵手(COX)1人から構成される「クォドルプル」

漕手4人のエルゴ合計タイムによる1次選考をトップ通過したのは、戸田中央総合病院RC。

フラットウォーター全日本選手権優勝者を擁する国内トップレベルの漕手に加え、パラローイング日本代表COXでもある来海選手を司令塔に据える強力な布陣。

男子シングル代表の小林雅人選手に続く、2つ目の代表に向けて死角なしか！？

 

Voyager Crew(中溝朝善/椎名孝行/山領夏実/上野美歩/加地華)

代表に向けて死角なしの戸田中央総合病院RCに「ちょっと待った！」をかけるクルー第１弾。それがVoyager Crewである。

今治大会優勝のミックスダブル(椎名/山領)に加え、2022年同種目の日本代表として世界選手権出場経験のある中溝朝善、世代トップの上野美歩選手が参戦する豪華な漕手を擁してきた。

またCOXは、日本人として初めて2021年の世界選手権・ポルトガルの海で舵を切った経験を持つ加地華が務める。

最短最速のスラローム・ターンで、アドリア海への切符を勝ち取れるか！？

 

トヨタＲＣ(坂口慧/笠谷勇希/澤田くるみ/澤田ことり/鈴木雄朔)

代表に向けて死角なしの戸田中央総合病院RCに「ちょっと待った！」をかけるクルー第２弾。それがトヨタRCである。

2021,2022年の日本代表選手を輩出している、日本のコースタルローイングを黎明期から支えてくれているRCであり、実績・経験共に豊富。

今年の今治大会では様々なアクシデントで上手く実力を発揮できていない場面が多く見られたが、この３週間でどのように修正を効かせたのか、また笠谷選手/鈴木選手の混成メンバーがどのような化学反応をもたらすのか、個人的に楽しみが多いクルー！

 

 

上記のクルー・選手たちが、ミックスダブル・クォドの代表を懸け、選考会に挑みます。

どこが代表を勝ち取り、イタリア・バルレッタのアドリア海に羽ばたくのか、今はわかりません。

ですがどのクルー・選手たちが選ばれたとしても、世界で活躍できるポテンシャルを備えていると感じますし、だからこそポテンシャルを『潜在から実力に引き上げるための準備期間≒強化合宿』を実施したいなぁ…というのが私の願いです。

 

いよいよ残り３日なりました！

ライバルでありファミリーである選手たちへの応援、引き続きよろしくお願いいたします！