プール小さくない？本当に使った？【夏のご報告】

暑い夏を終え、急に涼しくなってきました。皆様はいかがお過ごしでしょうか。本日ののぼりべつクマ牧場は気温13℃となり、もう冬を意識してしまうような気候になってきています。あまりの寒さに冬の防寒着を着て作業する飼育員もいました。そして、クマたちも冬に向けて少しずつ食欲が増してきています。もうすぐ冬の話題一色になりそうですが、まずは今年の夏のお話をさせていただきたいと思います。今年の夏は30℃を超える暑い日はほとんどなく、それどころか25℃以上の気温もあまり経験しませんでした。そんななかプールはどう使うのかな…いつもよりは暑くないけどどれほど使うかな…と思いながらクマたちを見守っていました。

結果としては、獣舎に設置したプールは気温とは裏腹に予想以上に使ってくれていました。少し小さいかな…とも思っていましたが、水遊びをするだけでなく、成獣のメスヒグマも、亜成獣のオスヒグマもプールに全身を浸かってまったりしていました。

さずがに20℃くらいでは使わなくなってしまうかな…とも思っていましたが、普通に全身浸かっています。若いクマの多くは、バシャバシャと水遊びをしたり、プールをひっくり返したりして、水がなくなったプールが翌日転がっていることが多いです。それほど毎日活発に遊んでくれていることを嬉しく思うと同時に、「今までなくてごめんね…」とも感じてしまいます。本当にクラウドファンディングで皆様のご支援、応援をいただけたことに心より感謝申し上げます。

クマたちが何を望んでいるのか、クマたちのニーズをしっかりと受け止められるように、日々観察を怠らず、動物福祉向上に向けて頑張っていきたいと思います。今後とも応援よろしくお願いいたします。