【過去から未来】秘められた想い

鉄道文化連結会の大場です。

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↑こちらは大崎市古川にある吉野作造記念館さんで開催されていた、大崎市内の小中学生による「わたしの大切なもの」をテーマとしたチャリティ展覧展の作品の一つ。

そこには

「これは岩出山城のC58です。急な坂を上った先で、満開の桜に囲まれたC58をみて感動しました。もう走ることはありませんが、今にも蒸気を出して動き出しそうでした。たとえ時がたっても、城山から未来の子供たちを見守る存在であってほしいと思います。」

と書かれておりました。

急な斜面を登った先に設置されたシゴハチさん。

まるで岩出山地域を見渡すように保存されておりますが、実はこの方角にも意味がありました。

シゴハチさんの先をずっと追いかけていくと、とあるものがあります。

それが「岩出山駅」です。

保存設置時、かつて蒸気機関車が行き交った駅を見守るように蒸気機関車を置こうと当時の方々は考えられたのだとか。

保存から50年目にして保存に転進したC58 114。

その保存転進の理由は紛れもなくシゴハチさんが見守り続けてきた地域の方々の想いがあってのものでした。

静態保存から51年目、保存当時の様子を見られてきた方が「早く汽車にきれいな衣装を着せてあげたい」と意気込んでおられます。