続き。秋祭りの話。

utakata 2周年イベントの際に、
投票で開催が決まった秋祭り。
#詳細は2022年10月頃のInstagramの投稿をご確認ください

秋祭り開催決定直後に。
当日まであと3ヶ月を切った。

本当は0からの準備には半年くらい時間が必要…
まだ参加者は誰も居ません。
さぁどうしよう。

私たちはどうやらいつもギリギリの状態からスタートするみたいです。
スピード感がある、とポジティブに言い換えてみます。

まずは大枠を決めること。
何のために、この野江で“祭り”を開催するのか。指針がないと誰のための祭りか分からない。
(本来の目的を忘れてここで空中分解する訳にはいかない！)

岸本・小出・松谷と意見を擦り合わせて、自分たちのビジョンとやるべきことを明確にします。
そして沢山の制約がある中で、どのように動くのか。課題は山ほどありました。

●金銭的な制約
●人的な制約
●時間的な制約
●能力的な制約

それに加えて参加事業者・参加スタッフの感情、人間関係やモチベーションを含め、思いつく限りのトラブルを事前に考える必要がありました。

「頭痛ったい！！！」

でも笑うことは忘れてはいけない。
必ず意義があるから。しんどいときほど楽しもう、設立時から僕らはいつもそうやって乗り越えてきたんだから。自分たちの機嫌は自分で取ろう。

警察や区役所など関係各所にも事前に連絡をした。けど、実績もなければ知名度もない僕たちには無力。会社設立時の嫌な記憶が蘇りました。

「やっぱり何も変えられへんのか…」

そしてもちろん私たちの本業は、cafeの運営だからそちらも通常営業です。

秋祭りの開催をするためには、時間と労力とお金。全ての負担が一気にのしかかります。

企画運営からパンフレットやチケットのデザインまで担う私たちは、正に時間との戦い。

(何と言ってもお金がないので、外部に委託してる余裕もなければ見積もりを取って各社とやり取りをする時間もない笑。ピーンチ！！)

スタッフで度々、この案はどうだ？
これは捨てよう。

できるだけ最初はミニマムなイベントでいこう。失敗してもいい。自分たちの見える範囲の動きを取ろうと、度重なる軌道修正を行いました。

日程が迫るにつれて、一つ一つの決断に重みが増します。

ーーーー間のお話しはまた機会があれば。

そして何とか、終えた秋祭り。
課題と反省点は沢山、沢山見えました。
地域で、イベントを興す大変さ。
それでも事業者の繋がりが少しだけ生まれた。一体感が微かに見えた気がしました。

事実として、400名以上のお客様が動いた。
何より、生の嬉しい声を沢山いただけた。

野江には可能性がある！
そう思えた、3ヶ月と僅か6時間のお祭りだったんです。

続く。