儚いのは人の方

クラウドファンディング終了まで残り3日

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お店をお休み頂いた今日は。
2号店の準備をしつつ。

本店の駄菓子の仕入れをしに松屋町に向かいました。
その途中、靱公園で桜の写真を撮りました🌸

桜を見て歩きながら、思い出す記事の内容があります。

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『桜は、儚いから美しい。』

よくそんなことを言います。
僕も言います。

「あんなに美しい花を咲かせるのに"短い命"なんだよ」

桜は、花を咲かせて僅か数週間で散る。
その一瞬の美しさに人は見惚れるんですよね。

ところが桜の木が残り続ける限り、
また来年も、5年後も、50年後も。
もっと先まで、春が来るたびに花を付けます。

あなたが数年前、誰かと見た桜の隣で。
今日、そしてまた翌年は。
違う誰かと全く同じ桜の木を目にするかもしれない。

また数十年後、同じ桜の下で。
共に桜を見た、今は亡き大切な人との記憶を思い出すのかもしれない。

変わらないのは「桜の木はいつも静観して、私たちを見ながら、その場所にそびえ立っている」という事実。

否応なしに人間が変化していく中で、
いつも変わらずそこに居るのは桜の方じゃないか？

儚いのは桜じゃなくて、人の方。

それを知り。
それでも桜を"儚いからこそ美しい"というのなら。

人間の一生はもっと儚くて、そして美しい。

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僕は桜の季節がくる度に。
高校生の時に読んだ、
こんな記事の内容が頭の片隅から蘇ります。

そして、僕たちが一生を懸けてやりたいこと。cafe utakataを野江の地で守りたい続けたいと思うのは。

諸行無常の世界に抗う。
もしくは、共存するための？
そんな桜の話にちょっと似た。
淡い夢の話なのかもしれません。

そして利益を追求するための組織ということを差し置いて言う。
そんな単なる美学やロマンのような言動なのかもしれない。

それからまた、その抽象的な表現は。
夢が大きければ大きいほど、よく分からなくなるし、見失うことがあります。

だから今日も松屋町まで、
駄菓子を仕入れに行く途中。

桜を見ながら、浮かび上がる感情をこうやって一度言葉に残し。
具体と抽象の行き来をしながら、明日を考えています。

今やチャット型のAIが、
人間の行動を凌駕していく中で。

人が考える夢やロマンに感情を有して辿り着くそのプロセスと。そこに至るまでに、支えてくださる多くの方々の熱量を一つのエネルギーに集約させ形に変えること。

その一連の共同作業は、
人の方がまだAIよりも優れているところなのでは？
ということを強く感じています。

だから今実施中のクラウドファンディングが、失敗するか成功するか分からない中。

それでも希望を持って、変化する毎日の中で。

諦めずに前に進むことが今の自分に残された、この今という瞬間にできる行動の一つです。