自転車1台で人生が変わる!カンボジア自転車プロジェクト2025

支援総額

5,187,400

目標金額 4,640,000円

支援者
273人
募集終了日
2025年8月30日

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2025年07月30日 12:15

📚カンボジアってどんな国?歴史と今を少しだけご紹介します🌏

おはようございます✨
カンボジア自転車プロジェクトの安田です🚴‍♂️

今日は7月30日。クラウドファンディングがスタートして25日目です。

 

📊 現況のご報告

※()は前回からの増加分です。

💰支援総額:1,287,400円(+96,200円
🎯目標金額:4,640,000円(達成度 27.7%
🙌支援者数:85人(+4名

🕒残り32日 目標まで:3,352,600円

 

引き続き、PRや情報発信がんばってまいります💪✨

 

今日はカンボジアの歴史について説明したいと思います🇰🇭📚✨

 

カンボジアのこと、あまりご紹介していませんでしたので。「カンボジアってどこ?アフリカですか?」という質問もよく聞かれます(^^;

 

5年前に出版されました「カンボジア自転車プロジェクト ~オッサンが国際支援始めた~」を書くにあたり少し歴史のことを調べたんです。もちろん自転車プロジェクトを続けていますのでカンボジアの歴史について興味があったのですが、執筆当時、本の中で歴史のことにも触れたいと思い調べた次第です。

 

 

これがそのときの手書きメモです。安田が調べてみた歴史なのでちょっと間違いとかあるかもしれませんが、何卒ご了承ください。

 
アンコールワットの時代

アンコールワットは12世紀~13世紀ごろにカンボジアが最も栄えた頃の主都です。アンコールは地域の名前でワットは寺という意味です。しかし15世紀ごろにシャム(タイ)に攻め込まれアンコールワットは陥落します。

 

 

こちらは安田が読んできた本の中でアンコールワットのことを一番わかりやすく説明している漫画本です。漫画といっても内容はとても本格的。イラスト、写真を織り交ぜながらヒンドゥー教の神話のことまで幅広く紹介してくれています。漫画なので仕事の休憩中とかに読み返しています。

 

そしてアンコール王朝は都を失って右往左往するうちに周辺国に攻め込まれます。ちなみにその「右往左往」のなかで1618年から1866年まで250年間都がおかれていたウドン(プノンペンから北へ約40キロ)の街に自転車で仏塔を見に行ったことがあります。その自転車は翌日の自転車セレモニーで、ある子どもにプレゼントされました(^.^)

 

 

こちらはそのウドンにいったときに撮影した仏塔の1つです。とっても素敵でしたよ!!

 

そして1863年から1953年のおよそ90年間、フランスの植民地となります。

ちなみにアンコールワットはもともとヒンドゥー教の寺院です。歴史の流れで小乗仏教の支配が強まり彫刻の一部なども上書き(上彫り?)されているものもあるとのことです。

 
ポル・ポト政権による共産政策

1953年には独立しシハヌーク国王の政権がスタートしますが1970年にロン・ノル将軍によるクーデターが起こりシハヌーク国王は中国へ亡命します。新政権に対してシハヌーク派とポル・ポト派(クメールルージュ)が手を組みカンプチア民族統一戦線を結成。中国の支援もあって1975年に政権を取り戻しました。ポル・ポト(本名:サロット・サル)は新政権で極端な共産政策と恐怖による支配を行います。

 

プノンペンから人がいなくなった?

都市から人を追い出し、全員で農業を行います。資本主義的な市場や通貨を廃止し、教育は労働・農業・政治についてのみ行われ宗教活動も禁止されました。子どもは5歳ごろから家畜の世話を始め12歳ぐらいになると建設作業や伐採活動を手伝わされます。また軍隊にも参加し学校教育はほとんど行われませんでした。大人はもちろん農業に従事し、労働・農業に無関係の知識人は殺されていきました。政策失敗に対する政治批判を恐れてのことでした。そして、その復讐を恐れ、知識人の家族も皆殺しにされたのです。村では密告が行われ、親の会話を子どもがクメールルージュに密告し親が知識人とばれて殺されるといったケースもあったようです。

 

 

こちらは2015年にカンボジアに初めていったときに訪れたトゥールスレン虐殺博物館。学校だった建物・敷地を利用して拷問・虐殺などが行われました。

 

 

こちらは最近入手しましたトゥールスレンからの生還者の1人であるチュンメイ氏の自伝。加えて、拷問の末に自白(?)させられた『私は工作員である』の嘘の告白文も掲載されています。彼は技師でクメールルージュが調書を作るのに使っていたタイプライターの修理が出来たため殺されずにすんだと言われています。
拷問の末、クメールルージュが望む自白を強要される世界。自白しなければ拷問が続く。自白したら"ようやく"殺される。同じ結末であればはやく拷問から解放されたい。だから嘘の自白をする。
カンボジアにはそんな狂気じみた時代がありました。

 

 

こちらも2015年に訪問したチュンエク村にあるキリング・フィールド。ここで多くの命が失われました。

この2つの施設のことは後日、詳しく触れたいと思います。

1979年政権奪還

この政策は大失敗し国民は飢えに苦しみ、重労働で疲弊し、しかし文句を言えば殺されるという状況にありました。そんななかベトナムの支援を受けたヘンサムリン率いるカンプチア救国民族統一戦線が1979年に政権を奪い返します。

内戦の勃発

これで平和が訪れると思いきや、カンボジアの共産化を恐れた欧米等反ベトナム勢が民主カンプチア連合政府三派を結成しヘンサムリン政権に対峙します。そのためカンボジアは内戦状態に陥りこの状況は1991年まで続きました。難を逃れようとタイには数十万人規模の難民キャンプができました。
安田がカンボジア行きを決めた理由の1つは子どものころに見た栄養失調の子ども達の映像。きっとこの難民キャンプのことを知らせるニュース番組だったと思っています。

 

 

こちらも最近入手した本です。ポル・ポト政権の崩壊から1990年あたりまでのカンボジア現代史が記者さんの目線で書かれています。米ソの対立、隣国ベトナムなど様々なことに巻き込まれてきたカンボジア。政治のことを含め難しいことはよくわからないけど‥そんな激動の時代を生き抜いているEDFカンボジアのチャンディさんの大きな笑い声が絶えない未来であってほしいと願っています。

冷戦の終わり

しかし1989年にソ連が崩壊しヘンサムリン政権は財政など状態が悪化。欧米側もベトナムを敵視する必要がなくなったため和平の方向へ急速に変わっていきます。そして1991年にパリ和平協定が結ばれました。東西大国の喧嘩の舞台になったカンボジア。そんななか一番悲しい思いをするのは政治とは無縁の国民です。

 

カンボジア王国

パリ和平協定のあと国連カンボジア暫定統治機構(UNTAC)による平和維持活動が行われ、1993年にシハヌーク国王を国家元首としたカンボジア王国が成立しました。

フン・セン前首相のこと

最近、息子さんに首相の座を譲って話題になっていましたフン・セン前首相。もともとポル・ポト派の人でしたが、1977年に決別。1978年のベトナム軍進攻後はベトナム側の政権の外相・首相に就任。1998年からカンボジア王国の首相となり現在に至っています。タイやベトナムの大国に挟まれているためバランス外交でうまく今まで国を引っ張ってきました。最近は中国側に寄りすぎているような気もしないでもないですし、国内ではあまり人気も無いようですけど・・・それでも約45年間国のリーダーとして平和で安定した国にするために努めてきた実績はすごいと感じています。これから少し混乱があるような予感もしますが、息子さんで現首相のフン・マネット氏とともに、またあのような時代に戻らないよう願います。

それで!?

このような歴史のカンボジア。大虐殺の影響で知識人の大ベテラン世代がいません。人口ピラミッドはとってもいびつな形をしています。そして内戦やらなんやらで国境付近は特にそうですが、まだまだたくさんの地雷がうまっています。小さな子どもや家畜などが今でも被害にあっています。地雷のことについてはまた別の機会にご紹介したいと思います。

それでも!?

カンボジアも最近は楽しい話題で日本でも紹介されるようになりました。マラソンの猫ひろしさんやサッカーの本田圭佑監督(昨年退任)なんて安田にとってはとっても楽しい話題だったりします。もっともっとカンボジアが日本でもたくさん露出すると楽しいのになぁと思います。今まさに開催中のフランスのオリンピックにも3名の選手が参加しています。先日の開会式でもカンボジアの旗がはためいていました。

 

image.png

https://www.khmertimeskh.com/501530352/team-cambodia-fly-the-flag-in-2024-olympic-games-procession/

 

開催中の関西万博にもカンボジアパビリオンがあります。訪問の様子は先日の新着情報に掲載いたしました。

https://readyfor.jp/projects/cam-bi2025/announcements/386953

 

image.png

ところで?

ところで皆さん、「カンボジアって知ってる?」って聞くと「知ってるよ!」と多くの方が答えるでしょ!?安田もその一人です。自転車プロジェクトや奨学金の支援の前からカンボジアという国の名前は知っていました。

 

「どうしてカンボジアって国の名前を知ってるの?」と尋ねられたらどう答えますでしょうか。

 

「アンコールワットで有名だから!」


「猫ひろしや本田圭佑監督で知っているよ!」

 

ちなみにものすごく恥ずかしい話ですが、私はこの活動を始めるまでアンコールワットがカンボジアにあることを知りませんでした・・・

 

私は小さいころからカンボジアという国の名前を知っています。それはとっても貧しいイメージでした。前述の通り、1979年の政権奪還によってポルポト政権が何をしてきたかが徐々に明るみに出てきました。安田は1971年生まれです。だから8歳のころ。それ以降、きっとニュースにたくさん露出したんだと思います。そしてきっとそのニュースはたくさんの暗い出来事を伝えるものだったのでしょう。そうしたニュース・映像を通して安田のカンボジア像が出来上がったのだと思います。

だから?

「だから自転車プロジェクトをしている」わけではありません。何気に始めた奨学金。それをきっかけに何気に尋ねた中学校と貧困家庭。そしてたくさんの子どもたち。見たんです。会ったんです。触れ合ったんです。そして彼らは困ってるんです。知っている人たちが困ってる。だからこのプロジェクトを続けているように思います。

 

国際支援や社会貢献なんて大きな話じゃなくて・・・だから「なんでカンボジアなん?」といったら返事に困るし、「カンボジアじゃなくていいんちゃうん?」って言われたら「いや、カンボジアやねん」と答えてしまう・・・たぶん、カンボジアが好きになっちゃったからですね。

 

たくさんの子どもたち、何度も訪れるうちにできた友達、そしてこのプロジェクトを一緒に進めてくれるEDFカンボジアの皆さん。そんな人たちが住むカンボジアが大好きだからずっと続けているように思います。

 

引き続きご支援よろしくお願いいたします!!🙏✨

 

みなさんのご支援が子どもたちの笑顔に直結するプロジェクトです😊🚲✨

引き続き、皆様からのご協力・ご支援お待ちしております!!🙇‍♂️🌏

本日も最後までお読みいただきありがとうございました📖💖

皆さん、どうかご支援・ご協力お待ちしております🙌🎁✨

リターン

1,000+システム利用料


とにかく応援!活動レポート+写真

とにかく応援!活動レポート+写真

・サンクスレター(活動レポート)
・現地の様子を写した写真
※データ(PDF等)でのご提供となります。
※ご協力金は自転車や自転車修理クラブ用のパーツ購入に充てられます。
◆リターンを選択いただきましたら、画面内に申し込み件数が表示されますので1~99の中からお選びください。

申込数
728
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2026年2月

13,600+システム利用料


自転車、修理工具と交換用部品を贈ります(1台分)

自転車、修理工具と交換用部品を贈ります(1台分)

・サンクスレター(活動レポート)
・現地の様子を写した写真
・カンボジア産コーヒードリップバッグ10個
・支援した子どもと自転車の写真
※「あなたの支援した自転車をこの子が乗っている」とわかる写真です。子供たちには自転車に修理セットも付けてプレゼントします。
・自転車に取り付けるお名前(企業名、匿名可)メッセージの入ったプレート(1台分)
※郵送はリユース(再利用)包装となります。ご了承ください。

申込数
93
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2026年2月

1,000+システム利用料


とにかく応援!活動レポート+写真

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・サンクスレター(活動レポート)
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728
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自転車、修理工具と交換用部品を贈ります(1台分)

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※「あなたの支援した自転車をこの子が乗っている」とわかる写真です。子供たちには自転車に修理セットも付けてプレゼントします。
・自転車に取り付けるお名前(企業名、匿名可)メッセージの入ったプレート(1台分)
※郵送はリユース(再利用)包装となります。ご了承ください。

申込数
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制限なし
発送完了予定月
2026年2月
1 ~ 1/ 16

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