暗渠工事が終了しました。

先日支援馬の

マリーシャンタルが永眠致しました。

29歳でした。

 

 

DSLD(変性繋靭帯炎)という

繋靭帯が消耗する事で球節が過度に沈下し

慢性的な跛行を呈す疾患です。

最新の知見では繋靱帯だけでなく

他の腱や靭帯さらに大動脈や冠動脈も侵食する可能性のある全身疾患と考えられています。

まだ分からない事が多く

海外の文献を読みながら手探りでの治療となりました。

症状が顕著になってからは

みるみる歩けなくなりました。

 

彼女の場合

右前が繋靭帯、左前が浅屈腱に痛みがあり

疼痛管理と装蹄療法に加え

両前肢端へ局所灌流で消炎剤の投与を行い
圧痛部位へのPRP注射

並びに幹細胞注射(再生医療)と
段階的にギプスやハーフリムキャストも試みましたが

効果が長続きせず力及ばずでした。。

 

 

1月にはメイル(30歳)を見送ったばかりで

とても寂しいです。

仲良しの2頭でした。

 

介護中に今度は

最高齢のピアス姐さん(31歳)が放牧地で

躓いて転倒。

起き上がれなくなり

皆で介助しながら起立させた事もありました。

気の抜けない日々が続いています。

 

 

今は暗渠工事を終えた放牧地の

牧柵工事に取り掛かっています。

 

厩舎の方はこれから電気工事が始まります。

 

遺骨(一部)が帰ってきました。

会員の方から

毎日沢山のお花が届いております。

 

彼女の闘病の様子は

会員の方限定のアカウントで

お知らせさせて頂いておりました。

家族の辛い様子をネットには

極力晒したくないと考えています。

ご了承下さい。

もし同じ病気で苦しんでいる馬がいるようでしたら

情報を共有させて頂きます。

個別にご連絡下さいませ。

 

皆で揃って新天地での

暮らしをスタートさせたかったのですが。。

 

 

またご報告させて頂きます。