【番外編】伝統織物「タイス」はおもてなしの心

東ティモールには、伝統的な織物「タイス」があります。

 

各地域によって柄が違い、様々な模様が織り込まれています。

 

ある村を訪問した時、歓迎のお品として、タイスをいただきました。

このタイスには、この村の名前などが織り込まれており、

首にかけていただいた時はとても感慨深かったです。

 

私たちが訪れる前から、手作りでタイスを折っていてくださったのだと、

おもてなしのお気持ちを感じました。

 

 

昔は、草木染のものが多く、手織りが主流だったのですが、

現在は化学繊維や輸入品なども出回っているとのこと、、、。

 

首都ディリにはタイスマーケットがあり、

そこでタイスを実際に織っている方もいらっしゃいます。

 

タイスは日本の着物のような感覚で、冠婚葬祭の時に使用される場合がほとんどです。

 

「昔は男の人用の柄、女の子用の柄、などあったけど、今の若い人は気にせずいろいろ着る。

 

私たちの年代は安全ピンやゴム製品など、現代的なものも織り交ぜながら、着用する場合が多い」と教えてくれました。

 

毎年5月に開催する、「東ティモールフェスタ」では、実際にタイスや、タイスを使った小物などを手に取ってご覧いただくことができますよ。

 

カラフルでとても趣のある織物。

タイスも、東ティモールの魅力の１つです。

 

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2020年は、5月23日（土）＠上智大学で開催です！

東ティモールフェスタWebサイト