支援総額
目標金額 500,000円
- 支援者
- 83人
- 募集終了日
- 2014年9月28日
「今度は、ぼくが社会のためになにかする番です。」
このプロジェクトには現地の少数民族の若者たちも参加します。
今日はそのうちのひとり、現地のリーダーの青年の文章を紹介します。
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みなさん、こんにちは。
ぼくの名前はトゥファン・チャクマです。
いま学生で、ちぇめいえprojectの現地メンバーとして活動をしています。

ぼくはバングラデシュのチッタゴン丘陵地帯に暮らす「チャクマ民族」というコミュニティーの民族です。
ぼくたちには独自の言葉があります。文化もあるし、いまはほとんど消えてしまったけれど文字もあるし、伝統もあります。
ぼくらはバングラデシュという国の大多数を占めるベンガル人とは異なっているのです。国教はイスラム教ですが、ぼくたちの宗教は仏教です。

ぼくたちの経済的な状況は残念ながらとても貧しいです。
なぜでしょう?ぼくたちは自分たちの工場をもっていないし、外国のような大きな企業もないからでしょうか。
元気な若者にとっても、自分たちで稼げるアルバイトのような簡単な仕事はありません。お金を生み出すことができません。すべて親に頼るしかないのです。
この地域では、経済的な状況を若者が変えていく、というのが大きな課題だと思っています。だから、ぼくはなにかできないかなと日本の友達たちとネットワークを築き始めました。
いま、このチッタゴン丘陵地帯の若者にとって大事なことは、外の社会や多様な人たちとコミュニケーションをとっていくことだと思っています。
ずっと紛争地であったこの地域は、他からずっと遮断されてきました。
昨年、日本の友達と一緒に「途上国に学ぶ、先進国に学ぶ。両国の未来のために。」というプログラムを作りました。

ぼくは将来、この地域と社会のために活動をしたいです。
ぼくらのコミュニティーのために貢献したいのです。
このプログラムの英語名は“One Step for Future”といいます。
これはぼくらにとって、このコミュニティーを、地域を、国をよくしていくための最初の一歩なのです。
だから、ぼくは、一緒にこれらの問題について考え、取り組める、そして新しい独創性をもっている10人の少数民族の若者に声をかけました。
今年も、このプログラムに日本人の若者と一緒に参加します。

ぼくは、少数民族チームのリーダーを務めます。
リーダーとして、まず、お互いの国と国の友情を築き上げたいと思っています。
仕事の機会がない、現金収入を生み出せる仕事のシステムがない、これが若者にとっても今、大きな問題です。
ずっとずっと昔から、ぼくらバングラデシュの少数民族は「ジュマ」と呼ばれる焼き畑農業で生計を立ててきました。
家族のためにみな野菜を作り、米を作り、それで生きてきました。

しかし、最近になって、これが少しずつ崩れ始めています。
グローバリゼーションの波が押し寄せてきました。
親たちは子どもを、近代教育を受けさせなくてはならなくなりました。
小学校だけでなく、中学校まで通わせなくては、となりました。
体調を崩したら病院へ行かないと、薬を買わないと、となりました。
なにが起こったのでしょう?そうです。貨幣経済です。
親たちは、現金収入が必要となったのです。
ただ野菜を育て、米を育て、家族と分け合って食べて豊かに暮らしていても、このグローバル化の急速な変化にはついていけないのです。

生活様式はそんなに急速には変化しません。
いまも、ぼくらの大半は、焼畑農業をし、野菜を作っています。しかし、現金収入を十分に得られるかといったら疑問が残ります。
特に、もしぼくら若者が、本当に勉強を続けたかったら、ぼくたちは自分で働いてお金を稼ぐことができるはずです。
しかし、いますぐ若者ができる仕事、日本の学生がしているような勉強の合間にできるようなアルバイトなんてないのです。
土地も十分にありません。富もありません。
この経済的な問題が引き起こしたのが、教育の格差の問題でもあります。
多くの生徒が勉強を続けるのがとても厳しい状態です。
なぜなら、学費が負担だからです。高校や大学なんてもっと大変です。
その結果、強制的に、そんな生徒たちには学ぶのをあきらめるときがやってきます。親が貧しかったら学ぶのをあきらめるしかない。

ぼくらの暮らす村や地域。多くの人々は貧しい家庭、かつ教育を受けていません。だから、この大きな複雑な問題を、彼ら自身で全部解決するのはとてもとても難しいことなのです。
ぼくは、そんな地域に生まれました。
母親は3歳の時に亡くなりました。父親は小学校の時に亡くしました。学校に行くのをあきらめなくてはならなかった時期や、畑で朝から晩まで働かなくては生きられなかった時期もありました。でもぼくは幸運なことにいろんな人に支えられて、今日まで勉強を続けてくることができました。
だから、今度はぼくが社会のためになにかをする番です。
ぼくたちのOne Step、未来への一歩を応援してください。
ぼくたちがぼくたちの地域を作る、そんな新しい挑戦です。
リターン
1,000円
①現地の写真が入った少数民族の若者たちからの直筆サンクスレター
- 申込数
- 34
- 在庫数
- 制限なし
3,000円
上記に加え、
②現地で購入したバングラデシュクッキー
- 申込数
- 11
- 在庫数
- 制限なし
1,000円
①現地の写真が入った少数民族の若者たちからの直筆サンクスレター
- 申込数
- 34
- 在庫数
- 制限なし
3,000円
上記に加え、
②現地で購入したバングラデシュクッキー
- 申込数
- 11
- 在庫数
- 制限なし

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