和歌山県の古刹、大泰寺に眠る「不動明王像」修復プロジェクト
和歌山県の古刹、大泰寺に眠る「不動明王像」修復プロジェクト

支援総額

1,211,000

目標金額 800,000円

支援者
64人
募集終了日
2018年10月1日

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2018年08月08日 17:06

不動明王のお姿の意味

不動明王は、大日如来の化身とされ、日本では「お不動さん」として、広く信仰されてきました。

 

初七日忌や四十九日忌などの、中陰忌法要の際には、それぞれの追善供養を司る仏様ということで、十三仏の掛け軸がかえられますが、その中で釈迦如来や阿弥陀如来、観音様などの人気が高い仏様に混じって、お不動様は選ばれています。

 

ちなみに、お不動様は初七日忌を担当されています。

 

ぱっと見ても、お不動様の異質さは目立ちます。私が考えるに、昔の人々も煩悩に立ち向かうその力強いお姿に憧れたのではないかと思います。山中を走り回り、命の危険を犯して苦行を積む修験道の間で人気が高かったのもうなづけます。

 

大泰寺不動明王の羂索

不動明王は、右手に剣、左手に羂索(けんじゃく)と呼ばれる

投げ縄のようなものを持っています。剣は、降魔の三鈷剣(さんこけん)と呼ばれ、魔を退散させると同時に人々の煩悩や因縁を断ち切るとされています。そして、羂索は悪を縛り上げ、また煩悩から抜け出せない人々を縛り吊り上げてでも救い出すためのものであると言われています。

 

 

また、肌が青黒いのは、煩悩の泥の中で

一枚の板で火炎を表す場合が多いが、大泰寺の火炎は
細かな部品を組み合わせている。これは、鎌倉時代で
はなく、後に作り足されたものの可能性が高い。

人々を救おうとしていて、泥と同じ色に染まっている様を表しています。背中の火炎は迦楼羅炎(かるらえん)と呼ばれ、人間界と仏界を隔てる天界の火生三昧(かしょうざんまい)と呼ばれる炎の世界に住んでいるためです。火生三昧とは、人間界の煩悩や欲望が天界に波及しないよう烈火で焼き尽くす世界と考えられています。

 

 

頭頂部の蓮華は仏の世界を表しています。そして、左側に垂らした辮髪(べんぱつ、おさげのような髪)は、不動明王の慈悲心を表していますが、苦しみの世界に慈悲の心を垂れ、仏の世界(頭頂部の蓮華)へ人々をひっぱりあげようとしている様を表していると言われています。

左目を半分閉じるようにしているのは地を見て、見開いた右目は天を見ている様子を表しています。全ての世界を見通し、人々をあまさず救おうとする心の表れとされています。

 

他の如来や菩薩と違い、実に特殊なお姿をしていますが、それぞれ意味があるのです。個人的には、仏像は細部におもしろさがあると思っています。人間のように見えても、人間ではありえない部分があり、その部分、部分に意味があるのです。遠くから眺めるのもいいですが、近づいて眼を凝らしてみると新しい発見があるかもしれません。

 

 

 

リターン

1,000


お礼のメール

お礼のメール

□お礼のメールをお送りいたします。

申込数
46
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2019年1月

5,000


5,000円リターン① 雪潭和尚の掛け軸から作ったオリジナルタオル

5,000円リターン① 雪潭和尚の掛け軸から作ったオリジナルタオル

■大泰寺出身の名僧 雪潭和尚の掛け軸から作ったオリジナルタオル
□お礼の手紙及び落慶法要の招待状
□お名前をお書きした札を台座内に納入
□お名前を薬師堂内に掲示

申込数
5
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2019年1月

1,000


お礼のメール

お礼のメール

□お礼のメールをお送りいたします。

申込数
46
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2019年1月

5,000


5,000円リターン① 雪潭和尚の掛け軸から作ったオリジナルタオル

5,000円リターン① 雪潭和尚の掛け軸から作ったオリジナルタオル

■大泰寺出身の名僧 雪潭和尚の掛け軸から作ったオリジナルタオル
□お礼の手紙及び落慶法要の招待状
□お名前をお書きした札を台座内に納入
□お名前を薬師堂内に掲示

申込数
5
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2019年1月
1 ~ 1/ 18


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