和歌山県の古刹、大泰寺に眠る「不動明王像」修復プロジェクト
和歌山県の古刹、大泰寺に眠る「不動明王像」修復プロジェクト

支援総額

1,211,000

目標金額 800,000円

支援者
64人
募集終了日
2018年10月1日

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2018年08月04日 10:00

不動明王の劣化の状態

不動明王像 側面より 前後の接着も弱くなっている

和歌山県立博物館の大河内様より、調査時の写真を提供して頂きました。

 

やはり接合部分がかなりゆるんで来ているようです。特に腕の部分は、今にも取れそうな状態だったようです。人間らしいお姿だからこそ、腕が取れたり、体の前後が離れかけていたりすれば、「痛そうだなあ。」とか「可哀そう。」「どうにかしてあげたい。」という気持ちが自然に湧いてきます。

 

修理の工程としましては、

① 解体して、一度水につけて古い膠(にかわ)を溶かし、塗装など余分なものを取り除きます。

 

 

 

解体の様子。*別の仏像です。

② 水分が残っていると、後々ひび割れの原因になりますので、よく乾かします。乾燥期間は、数週間かかるようです。

 

③ もう一度、木の部品を組みなおします。欠損部分があれば、新しい木で継ぎ足しをします。

 

④ 組み立てが終わると、下地を塗ります。そして、その上から彩色をしていきます。

 

今回、本体は古色仕上げと言い、古い風合いを残した様式で彩色してもらう予定です。

 

腕の接合面。腕にはうっすらと赤い色が

多くの人々は、仏像というのはもともと木の風

合いを感じる古びたものだったと考えがちですが、中国の影響が濃い古い仏像ほど、もともとは極彩色に塗られていたと思われます。

 

年月を経て、彩色がとれ、今の形になったというわけです。もちろん、今回の修復でも、もともとの極彩色に仕上げてもいいのですが、歴史的な資料としても価値が高いので、彩色は極力おさえ、敢えて年月を感じさせる仕上がりを選びました。

 

さて、どんなお姿で返ってくるのか楽しみでなりません。

 

 

リターン

1,000


お礼のメール

お礼のメール

□お礼のメールをお送りいたします。

申込数
46
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2019年1月

5,000


5,000円リターン① 雪潭和尚の掛け軸から作ったオリジナルタオル

5,000円リターン① 雪潭和尚の掛け軸から作ったオリジナルタオル

■大泰寺出身の名僧 雪潭和尚の掛け軸から作ったオリジナルタオル
□お礼の手紙及び落慶法要の招待状
□お名前をお書きした札を台座内に納入
□お名前を薬師堂内に掲示

申込数
5
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2019年1月

1,000


お礼のメール

お礼のメール

□お礼のメールをお送りいたします。

申込数
46
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2019年1月

5,000


5,000円リターン① 雪潭和尚の掛け軸から作ったオリジナルタオル

5,000円リターン① 雪潭和尚の掛け軸から作ったオリジナルタオル

■大泰寺出身の名僧 雪潭和尚の掛け軸から作ったオリジナルタオル
□お礼の手紙及び落慶法要の招待状
□お名前をお書きした札を台座内に納入
□お名前を薬師堂内に掲示

申込数
5
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2019年1月
1 ~ 1/ 18


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