いよいよラスト3日です！　アミティエの動物たちの健康管理

　

 

　保健所から受け入れる犬や猫の約7割に何らかの病気があります。受け入れ時には全頭に血液検査や糞便検査、猫であれば猫エイズと猫白血病の検査を行っています。猫で鼻水があればそのPCR検査も行います。

　続いて、ノミダニ駆除薬の投与、内部寄生虫薬の投与を行います。ワクチンが未接種であれば、ワクチン接種も行います。何か異常が見つかれば治療の開始です。そして、検査で異常が認められなくても、安心はできませんので、1週間は観察室で様子を見ます。

 

　

　　

 

 

　今、アミティエにいる四葉（よつば）は、これらの検査で子宮蓄膿症といって、子宮に膿が貯まる病気だとわかりました。一見元気そうでしたが、大きな病気を抱えていました。早速手術をして卵巣子宮を摘出しました。写真は白黒にしていますが、摘出した子宮とその内容物（膿）です。子宮蓄膿症は、時に致死的な疾患ですので早く治療ができてとてもよかったです。

 

　元気そうだというのと、本当に元気かというのは全く異なります。アミティエでは1頭1頭の健康状態を検査により把握し、適切な治療を受けさせています。この四葉はアレルギーもあるようで皮膚のかゆみに対しては抗アレルギー剤の投与を行いながら経過観察をしています。

 

 

　

　5つの自由に代表される世界的な動物福祉の概念にも、疾病（病気）からの自由が謳われています。アミティエは、この5つの自由の尊重しながら動物たちと暮らしていますが、この度のクラウドファンディングを通して、猫たちにとってさらに良い環境を揃えてあげたいと思っています。

　とうとうあと3日になってしまいましたが、最後の最後までご支援をお待ちしております。