「犬の殺処分ゼロ」の最後の砦、保護犬たちに快適な環境を!
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支援総額

2,003,000

目標金額 1,450,000円

支援者
82人
募集終了日
2018年10月31日

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2018年09月27日 09:45

「愛護」ってなんでしょう? 子どもと引き離される犬

しばらく預かっていた一頭のチワワが、飼い主さんの元に戻りました。

(今回、ワンちゃんの名前は伏せさせていただきます)

 

預かったのは、1ヶ月前。

 

きっかけは、児童相談所からの相談でした。

飼い主さんは母子家庭で、お母さんが入院されることになったそうです。しかし他に身寄りがなく、その間、お子さんは児童養護施設で一時保護されることになったのですが、そこには、お子さんがとても大切にしているチワワがいました。

 

しかし、養護施設では犬を飼えず、離れ離れになるしかありません。

そこで、「どうしたらいいのか?」という相談がDOG DUCAに来ました。

 

一般の方であれば、「ペットホテルを使う」や「知人にお願いする」ことが多いですが、福祉系の団体にお世話になる人は「お金」も「身より」もないケースが圧倒的に多く、そんなことは出来ません。かといって、団体が愛護センターに相談しても、たとえ「一時預かり」ですら断られます。

 

結果、八方塞がりになり、ここに相談をしに来たのですが、最近、そういうケースが増えてきました。

 

おそらく昔は、そういうケースであれば、愛護センターに連れて行って殺処分されていたのだと思います。しかし今は、「殺処分しちゃいけない」という「愛護」意識が高くなってきたため、「なんとか殺さずに済む方法はないか?」と考えて行動する方が増えているように思います。

 

センターはセンターで、殺処分につながるような引き取りは拒否をすることが増えました。「殺処分ゼロ」を実現した熊本の愛護センターがはじめたことで話題になりましたが、その結果、今回のケースのような、行き場のない「宙ぶらりん」のワンちゃんが生まれてしまう・・・なにか、本末転倒な気がしてしまいます。

 

人間の都合で振り回されるという点でいえば「殺処分」と同じはずなのに、愛護センターはたとえ一時預かりでもできないのが現状の仕組みです。
 

 

でも、思うのです。

「子どもや犬に罪はないのではないか?」と。

 

「愛護」精神で考えるならば、子どものためにも、飼い犬と再び暮らせる環境を作ってあげるべきじゃないのでしょうか??

 

たとえ一時的に子どもがワンちゃんと離れていても、犬は違う環境でも順応できますし、子どもはワンちゃんと再び暮らせることを思って頑張れると思うのです。だから僕たちは、一時的にワンちゃんを預かることにしました。

 

で、このチワワですが、

ここに来た当初は、いつも食べてるフードも持ってきていないので、なかなか食べず、他の犬と接する経験が乏しかったのでしょう、他の犬にビビってしまい、僕たちに「抱っこ!」をねだってくるような子でした。

 

職員さんがお子さんに聞いた話によると、「散歩中によく吠える」ということでしたので、社会性トレーニングが必要でしたが、次第に環境や他の犬にも慣れ、日に日に自分らしさを出せるようになり、相手によっては「ワンワン!」と強気に出るようになったり、ご飯の時は柵を飛び越えて、オスワリして待つように。

同じくらいに保護したトイプードルと気が合い、よく遊ぶようにもなりました。

 

また、スタッフにも慣れ、抱っこしようとすると「追いかけて来て♪」という素振りをしてみたりと、チワワらしいかわいさも見せ、スタッフからも愛される子でした。

 

しかし、別れの時が来ます。お子さんが迎えに来ました。

 

さみしい気持ちにもなりますが、それよりも、再会できた時のお子さんの顔の、とても嬉しそうなこと! 完全なボランティアでしたが、本当に良かったなと思います。

少しの期間面倒を見るだけで、一頭の犬の命と、一人の子どもの心が救われるのですが、それが出来ない?

 

このようなケースはちょっと特殊ですが、年配の方が亡くなるなどで、一時的にであれ「行き場のない犬」は今後も増えていくと思います。

ですが、その時に、「動物のことで困ったら絶対にココに行けばいい!」という愛護センターになっていないのが現状です。

 

動物愛護センターは、ドイツの「ティアハイム」とちがい、あくまでも人間の衛生管理のための施設として生まれた経緯もあるので、そこまで求めるのは酷と言えば酷かもしれません。それに、職員の方も頑張っておられますし、最近は「ふるさと納税」で活動費を増やし収容期間を伸ばすことに成功しました。

 

しかし、現実に起こるこういうケースほど、我々愛護団体が対応するしかない状態です。でも、今回のケースもそうですが、愛護団体の活動はボランティア・・・こういうケースが次から次へと起こるような状態が続けば、保護活動を続けて行くのは難しくなります。

 

実際、動物への愛情が深いためにキャパシティを超えて保護して飼育崩壊する愛護団体もあれば、逆に、治療は最低限にとどめて、自然死まで待つような愛護団体もあります。これが、【殺処分ゼロ】の現実です。

 

「ボランティア」である以上、理想だけでなく現実も考えなければ、すぐにムリが出る。だから「ほどほどに」・・・というのもわからないでもないですが、それでも僕たちは、人と犬が幸せになれる道、本当の意味での、文字通り「愛護」活動をしていきたい!と思って活動しています。

保護した犬には「生きててよかった!」という気持ちを、飼い主さんには「犬と暮らせてよかった!」と思ってもらえるように!!

 

だからこそ、皆さまの支援が、本当に励みになります!!!

リターン

3,000


保護犬が安心して暮らせるご支援を!

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・お礼のお手紙
※Eメールで送らせていただきます
※手数料等をのぞき、全額プロジェクト実行のために大切に使用させていただきます

申込数
16
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2018年11月

5,000


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・お礼のお手紙
※Eメールで送らせていただきます
※手数料等をのぞき、全額プロジェクト実行のために大切に使用させていただきます

申込数
15
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2018年11月

3,000


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2018年11月

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