
支援総額
目標金額 1,680,000円
- 支援者
- 102人
- 募集終了日
- 2017年1月31日
なぜ福島へ来ることになったのか、お話します
皆様の温かい応援、本当にありがとうございます。
おかげさまで、目標金額の36%まで達する事ができました!
あと64%、頑張ります!!
福島に住み始めて1年10ヶ月になりました。
今ではすっかり福島人、訛りも話せるバイリンガルになりつつあります。
移住を決めた時、周りの人はみんな驚きましたが、私にとっては単なる引越し。
「一大決心をして・・・」などという事は、全くありませんでした。
お話は、岩手県の事から始まります。
私が日本で一番好きな場所が、岩手県田野畑村にある北山崎です。雑誌で紹介
されていたその絶景を一目見たいと思い、初めて足を運んだのが確か2008年
だったと思います。三陸海岸の絶景、のんびりとした三陸鉄道、楽しい時間を
過ごしました。
東日本大震災の後、再び田野畑村を訪れました。最初に驚いたのは、私の記憶
では駅から海は見えなかったはずなのに、海が見えた事。ニュースにほとんど
名前が出てこなかったので、津波の被害はないと、勝手に思っていただけでした。
「そろそろ日本で地に足をつけて生活をしよう」と思った時、真っ先に思った
のが「田野畑村で働きたい」「東北に外国の人を呼びたい」という事でした。
情報を仕入れようと、岩手関係のメルマガを読んでいたところ、入ってきたのが
NPO法人ETICの「震災復興リーダー支援プロジェクト 右腕プログラム」の情報でした。
このプログラムは、被災地で復興活動に取り組むリーダーに、その右腕となる人材を送り込むというもので、そのマッチングフェア開催のお知らせがメルマガに載っていました。
たまたま仕事の合間で暇だった事もあり、そのマッチングフェアに出掛けて
出会ってしまったのが、今も一緒に仕事をしている福島県の渡邊とみ子さん
でした。

この会場に集まったリーダー達から直接話を聞ける時間が設けられていました。岩手以外には全く興味がなかった私でしたが、「とみ子さんは途中でいなくなる」との案内が流れ、「じゃ話を聞いてみるか」と気軽な気持ちでとみ子さんの話を聞く事にしました。
とみ子さんの話を聞いた第一印象は、「この人、大丈夫かぁ」でした。弱弱しい声に疲れが見えるお顔。震災当時、母に泣いて電話をかけてきた、福島の叔母を思い出しました。「私が助けてあげないと」と、母性本能がくすぐられました。後から聞いてみると、この日は徹夜明けで熱もあったとの事。今となっては、弱弱しく見える事は全くありません。
このマッチングフェアから数日たち、ETICから一斉メールが届きました。
「気になるプロジェクトがあれば、現場を見に行ってみたらどうですか」
この時もまた、仕事の合間で暇だったので、「じゃ行ってみようかな」と、気軽な気持ちで福島へ行く事にしました。そして結果的に私が右腕として送り込まれることになったのが、当時とみ子さんが代表を務めていた「かーちゃんの力・プロジェクト」でした。
添乗員になった時も、そして福島へ来ることになった時も、全て私の人生は
成行きまかせ。流れにのったらそうなったという感じです。
私が福島へ来る事を決めた訳、それは「福島は東北の入口だから、福島に人が来れば東北にも来るはず。福島にいれば情報も入ってきて、人脈も広がるはず」だと思ったからです。「復興支援の為に頑張ろう!」とか、「被災地の為に!」とか、気負った気持ちは全くと言っていいほどありませんでした。
とみ子さんが私の事を「右腕さん」と紹介するので、周りの人達は私の名字を「右腕」だと思っていました。そんな始まり方でしたが、地域の人達と仲良くなり、福島のいいところを沢山知り、結局右腕としての契約期間1年が過ぎた今でも
私は福島に住んでいます。そして、自分が出来る事、やるべき事を見つけ、「旅行会社をつくりたい」と思うようになりました。
とみ子さんには愛すべきご主人がいます。とみ子さんのFacebookをご覧の方はご存知かと思いますが、とても仲良しです。松川町出身のとみ子さんですが、結婚をきっかけに飯舘村に移り住む事になりました。そして今は福島市で避難生活を送っています。
とみ子さんが守っている大切なかぼちゃ、それが「いいたて雪っ娘」です。

このかぼちゃの種を守る為に、福島市で栽培を続けています。とみ子さんと一緒にいて、「一途に一つのものを守ろうとする気持ちの力強さ」を知りました。
いつの日かまた、この雪っ娘を飯舘村で育てられるようになる事を信じて、私はこれからも、とみ子さんを応援していきます。

とみ子さんは「までい工房美彩恋人」を立ち上げ、様々な加工品を作っています。その加工品のひとつが、「いいたて雪っ娘マドレーヌ」で、とみ子さん一番の売れ筋商品です。
とみ子さんには、加工品の事を色々教えてもらいました。いわゆる6次化商品です。そして、イベントに人を呼び込む技、人と人が繋がると広がる可能性、勉強になる事が沢山ありました。いいたて雪っ娘だけではなく、伝統食を次世代に繋いでいこうと活動しているとみ子さんと、近い将来、楽しいツアーの企画を作れればいいなぁと思っています。
これが私が福島へ来る事になったきっかけですが、福島に全く縁もゆかりもないかというと、そんな事はありません。私の両親は福島県二本松市出身、私の体は100%福島産です。
福島に引っ越してきた頃、周りの人達は「なんで都会からわざわざ福島に・・・」と、少々警戒されているのを感じましたが、「両親が二本松出身なんです」と話をすると、すぐに笑顔になってくれました。両親に感謝です!!
旅行会社を作ろうと思い立った頃、本拠地を二本松に置く事も考えました。子供の頃によく遊びに来た二本松が大好きですし、二本松出身の両親の娘として、何か二本松市の役に立てる事がしたいとも思いました。しかし、新幹線の停車駅がある福島市の方が、旅行業としてはやはり有利です。第三種旅行業では、所在地の隣の市町村も業務範囲となります。福島市と二本松市、特にこの2つの市に重点を置くつもりです。
最後になりましたが、私が今でも日本一好きな場所、北山崎をご紹介します。

ペーパードライバーだった私も車の運転に慣れてきたので、来年こそは久しぶりに足を運びたいと思います。
リターン
3,000円
絵が得意な勝さんの手描きイラスト入りお礼状
・勝さんの手描きイラスト入りお礼状
心を込めたお礼状をお送りいたします!
- 申込数
- 40
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2017年4月
10,000円

とみ子さんが大切に育てたかぼちゃを使ったお菓子
・勝さんの手描きイラスト入りお礼状
・HPにお名前掲載
※希望者のみ・ニックネーム可
◆福島市で,とみ子さんが大切に育てているかぼちゃ 「いいたて雪っ娘」をたっぷり使ったマドレーヌ(特製ラベル)
◆活動報告書(年2回)
- 申込数
- 50
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2017年5月
3,000円
絵が得意な勝さんの手描きイラスト入りお礼状
・勝さんの手描きイラスト入りお礼状
心を込めたお礼状をお送りいたします!
- 申込数
- 40
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2017年4月
10,000円

とみ子さんが大切に育てたかぼちゃを使ったお菓子
・勝さんの手描きイラスト入りお礼状
・HPにお名前掲載
※希望者のみ・ニックネーム可
◆福島市で,とみ子さんが大切に育てているかぼちゃ 「いいたて雪っ娘」をたっぷり使ったマドレーヌ(特製ラベル)
◆活動報告書(年2回)
- 申込数
- 50
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2017年5月

行き場のない子どもをゼロに。半年で定員満員のCampoを太田市に
- 現在
- 22,000円
- 支援者
- 8人
- 残り
- 45日

貧困・虐待などで親を頼れない若者に伴走支援を|若者おうえん基金
- 現在
- 7,221,000円
- 支援者
- 339人
- 残り
- 6日

消滅寸前・住民3人の秘境|心と身体を整える「雲隠れの里」に再生へ
- 現在
- 7,805,000円
- 支援者
- 231人
- 残り
- 19日

丸岡城下に新たな歴史を 日向御前・国姫の顕彰モニュメントを未来へ
- 現在
- 6,320,000円
- 支援者
- 78人
- 残り
- 19日

開湯400年!お客様を温かくお迎えする歓迎標のリニューアルに挑戦!
- 現在
- 4,500,000円
- 支援者
- 234人
- 残り
- 22日

豪雨災害で崩壊した参道修復を。重要文化財・舟城神社を未来へ繋ぐ。
- 現在
- 4,215,000円
- 支援者
- 66人
- 残り
- 8日

小さな村の挑戦!保育料ゼロの学童保育を支える「みん営」仲間募集!
- 総計
- 61人











