宿の設計＆施工チームが五城目に集合し、改修打ち合わせを行いました！

先週は宿の設計＆施工チーム（コマド意匠設計室・柳原さんと小倉さん、中央建装・佐藤さん）が五城目に集合し、建物の改修打ち合わせを行いました。

コマドさんに提案いただいた複数の改修プラン案とスタディ模型を見比べて、もとの空間の魅力を最大限に活かした滞在空間のための検討を重ねました。

建物は、縦長の敷地に入るとすぐ正面に玄関があり、長い廊下に沿って台所・居間が配置され、その先には３間続きの奥座敷があります。いずれの部屋も南に面して日当たりが良く、どことなく和風旅館の佇まいも感じられます。

1階と2階で部屋数も多く、現状のままでも民宿として十分活用できそうですが、今回目指すは「純米吟醸クラス」の宿。純米吟醸酒の、カジュアルながらリッチな味わいを空間で表現するなら、共有スペースでは気軽に交流できるが、客室ではプライベートな時間を愉しめる。異なる特徴を持った空間が共存するイメージです。場合によってはもとの間取りや、建物の出入り口など動線を大きく変えることになります。

設計・施工チームのメンバーが直接現地で顔を合わせるのは今回が初。設計のプランニングとともに実際の工法やスケジュールを確認する過程で、たがいに思い描く新たな空間の輪郭が徐々に共有されていく、そんな手応えがありました！

改修の方向性を確認し、アーティスト・八木さんとの協働を見据えつつ、プランを今後さらに固めていきます。