皆様の応援や励ましの言葉のたびに涙するのは、これまでの、あふれる思いが止まらないのですね。

30数年前、仕事に行く途中、ゴミ集積所にじっと座って震えていた小さな子猫二匹、手に持っていたお昼ご飯のミルクを上げたのが、それがこの活動の始まり、私の日常を変える始まりでした。

 

多くの助けられた子たち。

多くの幸せ見つけられた子たち。

多くのずっとの家族と一緒に過ごしている子たち。

しかしまた、多くの助けられなかった子たち。

 

多くの動物愛護相談センター、保健所、引き出しもうで。

多くの一般相談、不妊去勢、多頭崩壊対処。

 

多くの夜中の捕獲努力、通院、保護。

多くの疾病、傷病からたちなおった子たち。

しかしまた、力及ばず虹の橋を渡って旅立ってしまった子たち。

 

多くの同じ意識を持つ仲間たち。

多くの力貸してくださった人たち。

しかしまた、多くの一緒のこの活動から去っていってしまった人たち。

 

一人では一頭、二人では三頭、三人では五頭以上・・・救えるとの思いで、皆と手を繋ぎ、「知恵と勇気と思いやり」をモットーに継続活動をずっとしてきました。

 

自分の力で救える命のほかに、殺処分０も、虐待も、遺棄も、一人ひとりの心を変えなければの思いで、啓発活動をしてきました。

 

勉強会、学生フェスタ、高校での講演、子供たちへのふれあい教室、自主映画上映、動物に興味のない方々への啓発で、できるだけお祭り、イヴェントに参加しました。

 

一人ひとりの心を変えなければの思いで、動物愛護の歌（CD無料配布）も作りました。

 

今、皆様の応援や、励ましの言葉のたびに涙するのは、（歳を重ねたせいもありますが）これまでのあふれる思いが止まらないのです。

 

ある書籍に書いていただいた私たちの保護施設、ワンコにゃんこハウス、読みながらどうしてこんなに涙が出るのだろうと思ったこと。

作っていただいた動物愛護の歌を、泣きながら聴いていたこと。

 

今は皆様が応援してくださって、励ましてくださることが、涙を誘います。

 

亡くした子たち、間に合わなかった子たち、良かれと思っての決断が、間違って犠牲になってしまったかと思われる子たち、そんな多くの子たち。

 

救ったつもりの子たちに、救ってもらった年月でした。

人間社会で暮らしていて、決まった24時間の中で、いろいろな制約もあるなかで、優先順位で動いている自分がいます。

 

分かったつもりの動物世界に、分かっているよと言ってもらっていた年月でした。

実は、何もわかっていない。自分がよいと思っていることだけをしている、自分がいるのです。

 

何かの折に、活動はさせてもらっているのよと言います。

 

一緒にいた子たちには、お寺での永代供養を済ませていますが、そのプレートにもお世話させてくれてありがとう、と書いていただいています。

この活動をさせてくれて、皆に会わせてくれて、有難うと言っています。

 

施設の前に去年同じ筆跡の方が、三回、計十匹の猫ちゃん（親猫2匹、子猫8匹）を夜中に置いていきました。

ここに来てよかったねと言って、また幸せ探ししています。

 

シニア保護犬猫の中のわずかな若いにゃんこ達です。

幸せ探しお手伝いください。　　　　　　　　　　　　舘田