フリーランスによるフリーランスの為のフリーランス・副業検定

一般社団法人日本フリーランス・複業協会はMorningMeのバックアップの元、

検定を作成する一方、ケーススタディなどには多くの実体験を盛り込む必要があるため、

 

MorningMeに所属するメンバーだけでなく、より多くのフリーランスから現状を把握する必要があると考え、4,000人のフリーランスエンジニアを抱える「東京フリーランス」にヒアリングを行った。

 

東京フリーランスとは、フリーランスエンジニアとして腕一本で生計を立てているエンジニアの支援機関だ。

 

具体的には、メディア運営によるリアルな現場の双方向の情報発信、オンラインサロンの運営による交流や実践の場の提供、楽しみながら学べる学習カリキュラムの提供など、それらは、知識ゼロのweb業界未経験者の入門編から、ベテランエンジニアの成長機会の提供まで網羅したコンテンツとなっている。 

 

また、これらのコンテンツはすべて無料で提供している。

 

昨年春に発足した東京フリーランスの噂は瞬く間に広がり、

１年足らずで現在では4600名を超える会員数となった急成長中の注目組織だ。

 

東京フリーランス代表の船越さんは新卒で外資大手SIerに就職。

そこでPMOとして経験を積む。

元々独立することを視野に入れていた彼は、起業前に資金をためるべく、自らフリーランスエンジニアの経験をするのだが、自分自身はこれまでの顧客折衝やチームマネジメントの経験から、そこまで苦労はせず次々と成果を残せた一方で、

 

同じ境遇のエンジニアたちは、良い技術を持っていても営業の仕方がわからず仕事にあぶれていたり、取引先の業界マナーの知識が乏しくもったいないミスを

してしまう状況を目の当たりにした。

 

また、フリーランサー側だけでなく、フリーランサーを受け入れる企業側も

受け入れの知識に乏しく、後々に小さなトラブルが頻繁に発生している状況も知る。

 

 彼は、そのような状況に惜しげもなく、自分の成功体験やすぐにまねできる様に汎用化したノウハウを仲間たちに展開した。

こうして立ち上がったのが「東京フリーランス」である。

 

彼は、この組織を「東京フリーランスの会員であれば間違いないよね」

と世間の誰もが一見で認識できるようなインフラにしていきたいと語る。

 

この考え方が、日本フリーランス・複業協会の、今まさに作ろうとしている検定試験の思想と重なり、今回の検定試験の協力団体として参画することとなった。

 

次回のパートでは、実際にこの東京フリーランスに

所属するフリーランスメンバーのリアルな声を紹介したいと思う。

ライター：杉原美奈子