胆管がんで逝った編集長のブログ「withがん日記」を書籍化したい!

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2025年4月10日

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2025年03月29日 12:00

【編集長のwithがん日記】編集長のがんは肝門部領域胆管がん

 
●ステージⅣだとわかるまで自覚症状のなかったがん

 今回は大野木編集長が罹患したがんについてお話します。
 彼女の命を奪ったがんは胆管がん、正確には「肝門部領域胆管がん」でした。発覚まではほとんど自覚症状がなかったようです。「編集長のwithがん日記」では最初の数回にわたり、「今思えば・・・」とその兆候を述べています。その内容をまとめてみると、

2021年3月:お腹をえぐられるような腹痛に見舞われる
5月:胃の違和感から受診、胃の中からアニサキスが見つかる。その際、ピロリ菌の検査もするが、異常なし。
10月:眩暈のため受診、MRIなどの結果は異状なし。
   藤沢市の健診でγーGTPが高いと診断。お酒をほとんど飲まないため、原因究明のためCT検査を受けることになる。
11月:CT検査。「肝臓に筋が見える」ため、市民病院でより精密な検査を受ける。結果を受け県立がんセンターを受診、即入院となる。

 上記の様に、2021年の春ごろから不調を抱えてはいたものの、一過性のものと考えていたようです。結果、秋になってがんが発覚します。
 「今思えば」を私も繰り返すなら、3月の腹痛の時点で詳しい検査をしていれば何か見つかったかもしれない、と思います。部下としてそばにいて、おかしいなと思ったのは、秋ごろに編集長の爪が黒いと気づいた時でした。いや、もっと言えば、さらに一年近く前から、ふっくらとした体型だった大野木がなんとなくスリムになってきたことが、もしかしたら初期症状だったのかもしれません。でも、親子ほど年の離れた私よりも元気でフットワークのよかった人だったので、よもや病気だなんて思いもしませんでした。

●肝門部領域胆管がんのステージⅣとは

 では、胆管がんはどんながんだったのでしょうか。ここで大野木編集長のwithがん日記より、胆管がんの記述部分を抜き出してみたいと思います。
 編集長のwithがん日記⑤より:https://www.fujisawabito.net/report/226/

ふじさわびと 編集長のwithがん日記 クラウドファンディング 胆管がん 抗がん剤
画像:(一社)日本消化器外科学会HPより:https://www.jsgs.or.jp/modules/citizen/index.php?content_id=6

 
胆管の位置も知らなかった私も、胆管がんって言われて、やっと少しわかってきた。
(中略)
胆道がんは、胆道にできるがんの総称で、がんが発生した場所が肝臓の中か外かによって肝内胆管がんと肝外胆管がんに分類され、さらに、肝外胆管がんは、胆管のどの部分に発生したかによって肝門部領域胆管がんと遠位胆管がんに分かれるらしい。
私のがんは、よりによって、一番は複雑な肝臓と胆管の繋ぎ目にできる「肝門部領域胆管がん」で、それもリンパ節に転移していて、とても手術はできないと言われたのだ。


 最初にがんの診断が下った2021年11月の時点で、リンパ節に転移した状態でステージⅣでした。
がんのステージについての説明は、withがん日記の記載が詳しいので転載します。

がんは、ステージ0、ステージ1、ステージ2、ステージ3、ステージ4と分けられる。ステージ4が一番酷いのだ( ;  ; )
ステージとは、がんの進行度、つまり、がんがどの程度広がっているかを示す言葉なのだ。
ただ、ステージ4と末期ガンは違うそうだ。
ステージ4は、がんが最初に発生した部位(原発巣)を超えて、離れた場所の臓器や器官に転移している状態。
末期がんは、治療方法がもう残されていない、もしくは通常のがん治療では体力を奪って死期を近づけてしまう、つまり「これ以上の治療はできない」状態を言うらしい。


 この状態の胆管がんの予後はどうであったかというと、

「胆管がん」と診断されて、ネットや本を読み漁った。
胆管がんで亡くなった有名人に、女優の川島なお美さん、ラグビーの平尾誠二さん、柔道の斉藤仁さんなどの名前があった。
悲しきかな胆管がんの生存率・予後は悪い。
手術を受けられた場合の1年生存率は81.7%、5年生存率は43.3%。
手術を受けなかった場合の5年生存率は3.4%
化学療法などを受けた場合の5年生存率は14.6%
私は、う〜ん( ;  ; )14.6%なのか〜???
がんの根治は手術しかない。
リンパ節転移もある私の手術は絶望的だった。

編集長のwithがん日記⑧より:https://www.fujisawabito.net/report/229/

 化学療法などを受けた場合の5年生存率は14.6%、そのためがん診断が下った時点でふじさわびとの仕事をやめようとします。しかし、周りの方々に励まされ、仕事を続けながら化学療法を受けることになりました。

●度重なるステント手術、少ない抗がん剤

ふじさわびと 編集長のwithがん日記 クラウドファンディング 胆管がん 抗がん剤

 胆管がんは胆汁の通り道となる胆管ががんにより塞がれることで、重篤な症状を引き起こします。そのため、大野木は10回以上にもおよぶ胆管のステント手術を受けました。

 胆管がんは、胆管と胆管に繋がってる肝臓に腫瘍が蔓延し、胆汁の道が塞がれ、にっちもさっちも行かなくなるがんなのだ。
胆管ステントで胆汁をなんとか十二指腸に流していても、数ヶ月に一回詰まったりすると胆管炎になる。その上、胆管は、肝臓から総胆管で一本なるまでに肝臓内に8本くらい枝があるそうだ。その細い枝が炎症を起こし始めるとそれも胆管炎になり発熱を繰り返すようになるらしい。
 その発熱を抑えるために、新しい胆管の枝と十二指腸を繋ぐステントを入れる手術をしたのだ。

編集長のwithがん日記⑪より:https://www.fujisawabito.net/report/232/

 また、胆管がんに使える抗がん剤は数えるぐらいしかありません。

膵臓癌につぐ難治性がんの胆管がん。
使える抗がん剤が少ないのは膵臓癌より上かも。
患者の絶対数が少ない?から研究が進まないのか???
手術ができないステージ4は抗がん剤に頼るしかないのに、使える抗がん剤が少ない。……それも耐性ができると使えなくなる…悲しい。
なんと、胆管がんは、点滴でやる「シスプラチン」と「ゲムシタピン」、飲む「TS1」の3種類しかない。なかったのだ。
昨年12月末に、免疫チェックポイント阻害薬のイミフィンジ(デュルバルマブ)が数十年振りに承認された。このことを教えてくださったのは、現役医師のユーチュウバー押川勝太郎先生だ。

編集長のwithがん日記59より:https://www.fujisawabito.net/report/281/

 
イミフィンジを入れて4種類しかない抗がん剤を頼みの綱に、大野木は化学療法を続けました。しかし、血液検査の結果次第では、抗がん剤を受けられないこともありました。
 どんな状況でも書き続けられたブログはあっけらかんとしていて、自らの状況を客観的に分析しながら過ごしていたのだなぁと感じることが出来ます。そのガッツには、頭が下がります。

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