ギフトのご紹介(2)「ようこそ爲三郎記念館へ」コース

 

 

まるで京都の東山？　憧れからはじまった街づくり

爲三郎記念館は、東部丘陵と呼ばれるなだらかな丘の端に位置します。

かつては月見の名所として知られ、現在でも「月見坂」や「観月町」といった地名にその名残をとどめいていまが、爲三郎記念館が建てられた昭和初期の頃は、名古屋の中心街の街並みの変化により、寺社仏閣がこぞって移転してきた場所でもあります。

また、名古屋の財界人が別邸やお屋敷を建てたため、さながら京都の東山のような街づくりが進められていました。

その中心にあったのが覚王山 日泰寺（かくおうざん にったいじ）です。

 

 

街歩きも楽しい覚王山・池下地区

お釈迦様の御遺骨が安置され、宗派を超えた日本でも唯一の寺院である日泰寺の参道には、個性的な商店がたち並びます。

爲三郎記念館へおこしいただく道すがら、古いものから新しいもの、おいしいグルメからクリエイターのつくる一点物のお店など、街歩きをお楽しみいただくのもおすすめです。

 

ようこそ爲三郎記念館へ

散策の後には爲三郎記念館へ。

丘陵の高低差を活かした庭園をながめながら、お抹茶や和菓子で一息ついていただくのはいかがでしょうか。

滝の流れの水音とともに聴こえてくる小鳥のさえずり。

そして、数寄屋建築（すきやけんちく）の空間に展示されているアート作品。

そこには、美術館のホワイトキューブの展示室では経験できない鑑賞体験があります。

 

名古屋の文化人が集った往時に思いをはせて、ゆったりとした時間をお過ごしいただきたく、ぜひとも一度は爲三郎記念館へおこしいただければと思います。