【てしま島苑 さん】HAKOBUNE応援メッセージ #5

手島で器づくりをしている「てしま島苑」さんよりいただいた、応援メッセージをご紹介させていただきます！
 

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私たちが島に移住してからずっと家づくりや陶芸に打ち込みすぎていたせいか、香川にほとんど知り合いもおらず、

そんな中イベント「むすぶマルシェ」を通して声をかけてくださったのが「栞や」の皆さんでした。

イベントのコンセプトにあった「むすぶ」という言葉の通り、私たちはそこから様々な人と出会うことが出来、一つの地域の中で、人と人、人と作品が結ばれる素敵な体験をしました。私たちがこの地域に根付いて活動を続ける上で振り返るととても重要な出会いだったと思います。

新たに始められるHAKOBUNE projectは、これまでに出会った私たちや、これから出会う誰かの「つくる」想いが集う場所になることを期待して応援しています！

 

｜Profile｜てしま島苑

器の全てが手島産

 

自分のギャラリーを持ちたいという想いで、 2019年の春に僕らは瀬戸内の離島「手島」に引っ越して来ました。

島に来る以前から、陶芸活動はしていたのですが、その時はネットで注文した材料を使って制作していました。

 

誰がどういう場所で、どのような工程で作った材料なのか分からない事に少し違和感を感じていた時に決めた島への移住。

せっかく島で陶芸をするのだからと島の素材を集め、実験をし始めました。

 

野菜の収穫後の残渣や、

見頃の終わった向日葵などを頂いていく中で生まれた島民との繋がりや、

集めた素材を陶芸に使えるまで昇華していく時間が今まで抱いていた違和感を消し去ってくれたような気がしました。

 

島に住んだからこそ出来た、器の全てが手島産の手島焼きです。

 

Instagram: https://www.instagram.com/teshima_toen/

 

｜HAKOBUNEから、ご紹介のひとこと｜

「はじまりの見えるものづくり」という想いのもと、離島・手島で器づくりを行う陶芸作家のてしま島苑さん。

初めて手島を訪れた時は、「日本の暮らしの原風景ってきっとこんな感じだったんだろうか」と思うような景色が広がっていました。土や釉薬、器をつくるための素材は、てしま島苑のおふたり自らの手で採取しているそう。

 

知らなくても生活してゆける便利な世の中では、うっかり見て見ぬふりができる、ものづくりのはじまりや過程。器としての造形の美しさはもちろんのこと、てしま島苑さんの紡ぐ、はじまるの見える器づくりの物語に触れることで、人間の暮らしの原点に立ち返るような感覚に。

 

器に触れると手島の景色が立ち上がる、てしま島苑さんの器。手島で暮らし手島の自然にまっすぐ向き合う、おふたりのものづくりへの真摯さを感じることができます。