この１年間のふり返りと、今後のことについて。

みなさん、こんにちは。
北海道から大平啓朗、おーちゃんでございます。
お久しぶりです。
みなさんはお元気していましたか??
僕は現在、自宅のある北海道名寄市にいて元気に活動中です！
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みなさんの力強い応援、ご協力により実現することができた
僕の自伝的フォトエッセイ『全盲ハッピーマン』の出版から
もうすぐ、ちょうど一年になります。

本日はこの１年間のふり返りと、
今後のことについてお話させていただきたいと思います。
長文になりますが最後までお読みいただければ嬉しいです。
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出版から約１年、『全盲ハッピーマン』は、
たくさんの方に読んでいただくことができました。
そして、心温まるご感想を、
日本中、そして海外からもたっくさんいただきました。
ご感想は、子どもからご高齢者、
そして障害の有無にも関係なくいただいたわけですが、
そこには、それぞれの立場での受け止め方、感じ方があるように思いました。
共感や気づき、笑いや涙……。

また、読んで下さった方が、知人に紹介して下さり、
『全盲ハッピーマン』がさらに広がっていく。
自分の本を友人に貸して、
『全盲ハッピーマン』が旅をするというパターンもありました。

こうやって色んなかたちで人の手に、
様々な人のハートに届いていきました。
僕の住む街の本屋さんに自分の作品が並んでいて、
ササッとちょっと整えちゃったりして(笑)。
こんなふうに、なかなかできない貴重な経験もしながら、
「幸せだな」って何度も何度もかみしめています。
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今でも全国の様々なところからご注文をいただき、
本を話題に様々な人たちとの交流が広がっています。
魂をこめた自分の作品で交流できる!
嬉しいな。ありがたいなって思っています。
ふり返ってみると、本当に本当にあっという間の１年でした、
まだまだ、まだまだ自分の作品を通して
多くの人たちとの輪、和を大きくしていきたいと思っています。
引き続き応援いただけたら嬉しいです。
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ここからは去年の出版直後の僕の動きから、話をさせて下さい。
出版と共にめざしていた、
47都道府県をすべてまわるということ。
そして、再開や新しい出会いをするということ。
これについては、
残念ながら今のところまだ達成できていないのです……。
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僕は去年の５月、出版のタイミングで
北海道から沖縄の、それも最南端の島である波照間島へ行きました。
波照間島では、2009年の47都道府県ぜんぶまわる旅の時に宿泊したゲストハウスに行き、
久々にオーナーのオジイに再開!
そして宿泊者の憩いの場にある本棚に
僕のサインをした『全盲ハッピーマン』を
スッと並ばせてきました。
それから宮古島なども経て、本島に入り、
応援して下さった方など、多くの「はじめまして!」を楽しみました。
それから船で九州に渡ったのですが、
ここで、コロナによる緊急事態の影響をもろに受けてしまいました。
「鹿児島と宮崎と…熊本も難しいのか……」
入県して会いたい人に会いに行くことができない……。
「次はどこに行ったらよいかな。行ってもいいのかな」
そんな毎日が続きました。
このタイミングで僕はすごくすごく悩みました。
「こうやって旅をするのはすごく迷惑なんじゃないかな……。
これ以上続けるのは自分勝手すぎるんじゃないか……」と。

そこで僕は、出発前に決めていたように、
コロナの状況をみて『旅の中断』を決意したのです。
悔しさだけではなく、
申し訳ない気持ちと、情けない気持ちにもなりました。
「なにやってるんだろ俺……」と。
こんなタイミングだったからこそ、
おもわぬ素敵な出会いがいっぱいだった九州北部は、
この時の旅の貴重な地域となりました。
その後は、本州の少しの地域をまわり、
僕は北海道に戻ったのです。
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それから地元で考えた結果、
一度にたくさんのエリアをまわるのではなく、
数か所をまわって北海道に戻るという方法で人に会いに行くことにしました。

しかし突然に発令する緊急事態やまん延防止対策。
各地への訪問の予定をなかなかたてられない。
予定の段階で声をかけにくい、
もちろん旅をしていても、すごく声をかけにくい……。

最初の旅を中断したのが去年の夏の終わりでした。
もんもんとした気持ちで秋、冬を過ごしたわけですが、
コロナの第六派を終えた今、
去年よりもコロナについての知識が世の中に広まり、
ワクチンのことなどもあり、
以前よりもずっと日本が落ち着いてきたっと僕は感じています。
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去年の５月20日の出版から約１年。
僕は、改めて「出会いと再開、そしてありがとうの旅」を
ゆっくり再開しようと思っています。
時間はかかるかとは思いますが、まだ行けていない地域に、
まだお会いしお礼をできていない方々にお会いしに行きたいです。

コロナについては人それぞれ考え方が違いますし、
それぞれの状況、立場もあると思います。
ここまで旅が延びてしまいましたが、
今後、僕の方から連絡をさせていただこうと思っています。
ご無理なくでかまいません、
タイミングを合わせて、お会いいただけたら嬉しく思います。
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最後になりますが、とにかく、やっぱり
各地からいただくあったかい感想が本当に嬉しくて嬉しくて、
今回のチャレンジをしてよかった!
って強く思っているんです。

みなさんと力を合わせて
出版を実現させられたことで、
僕の人生はさらにさらにカラフルになりました。
みなさん、本当にありがとうございます。
自信いっぱいのこの自慢の作品を通して
これからもどんどん出ていくので、
フォトエッセイト・僕おーちゃんにご注目いただけたらハッピーです。
 

2022年4月30日　全盲ハッピーマンおーちゃん