「円空仏 両面宿儺坐像フィギュア」のご紹介

この度のクラウドファンディングでは、ご支援いただいた皆様への感謝の気持ちとして、様々な返礼品（リターン品）をご用意させていただいております。

その中でも本日は、円空仏 両面宿儺坐像フィギュアをご紹介いたします。

飛騨千光寺は、今から1600年前の仁徳天皇時代、乗鞍山麓に住んでいた飛騨の豪族・両面宿儺（りょうめんすくな）が開山したと伝わります。

日本書紀に「顔が2つと手足が4本ずつあり、力が強くて足が速かった」と書かれる宿儺は、朝廷の命に従わなかったため、最後は討伐されてしまいます。一方飛騨の地では、宿儺は武勇にすぐれた神祭の司祭者、また農耕の指導者でもあったと言われ、地域を中央集権から守った英雄として今も親しまれ、祀られる存在です。

江戸時代に当寺に滞在された円空上人が、宿儺の伝説をきいて彫り上げたのが「両面宿儺坐像」です。円空仏のなかでも傑作として知られ、慈悲と忿怒（ふんぬ）の表情をうかべた顔が二面横に並び、手に斧を持っています。本来、前後にある顔や手を正面に配置した独自の表現、台座の上にどっしりと座って斧を持つ調和のとれた構図、そして見る人によって表情の感じ方が様々に変化することが、この宿儺像の魅力です。

そんな両面宿儺坐像を再現した「円空仏 両面宿儺坐像フィギュア」。

3Dスキャン、3Dプリンターを使用した樹脂製で、彩色が施してあります。
彫跡は本物の宿儺像そのものに再現されています。
 

ぜひこの機会にお手に取っていただければ幸いです。