空間遺伝子発現解析の途中経過報告と近況報告

皆様お久しぶりです。青島です。

今回もいくつか近況報告です。

・空間遺伝子発現解析

前回，空間遺伝子発現解析を開始しましたとご報告致しました。実験の条件検討も終わり，本実験を進めています。サンプルの準備は完了し，今はどのような遺伝子が発現しているかを読む段階 (シークエンス) にあります。来月頭には結果が得られ，その後はデータをじっくりと解析して，新たな治療法開発に繋がるヒントを見つけて行こうと思います。

・新たな論文の執筆

昨年度卒業した学生さんの研究成果を論文にまとめています。現在執筆中ですので，近日中にまとめ上げ，学術雑誌へ投稿する予定です。投稿後は査読が行われ，掲載の可否が判断されます。掲載可の可能性があっても，多くの場合は査読者のコメントをもとに論文を手直しすることになります。まだまだ公開までは時間がかかりますが，まずは雑誌に掲載されるために，しっかりと原稿を作り上げて行きたいと思います。

 ・引用回数 top 10 に選出

2022年に我々が Veterinary and Comparative Oncology という雑誌に発表した「Manipulating histone acetylation leads to antitumor effects in hemangiosarcoma cells」という論文が，2022年-2023年に同雑誌で発表された論文の中で引用回数 top 10 に選ばれました。多くの研究者が我々の論文を参考にしてくれたということになります。とても有り難いことです。今後も他の研究者の参考になる，意味のある論文を出して行きたいと思います。

研究は随意進めているところでありますので，また途中経過あるいは成果をお知らせして行ければと思います。今後ともどうか応援をよろしくお願い致します。

青島 圭佑