近況および進捗報告

皆様

おはようございます。青島です。いくつか近況と研究の進捗についてのご報告です。

・キュレーターの方がお見えになりました。

先日，本クラウドファンディングプロジェクト実行時に大変お世話になった Readyfor のキュレーター様が北大にお見えになりました。プロジェクト準備および実施時は毎週打ち合わせを行い，いつもたくさんのアドバイスや親切なご対応を頂きました。お陰様で本プロジェクトが大成功を収めたことができました。改めてキュレーターの方には御礼を申し上げたいと思います。これまではオンラインでしか話したことがなく，直接会うのは初めてでした。よく知っている方なのに初めて会う，というのはなんとも不思議な感覚でしたが，非常に有意義な時間を過ごすことができました。やはりコミュニケーションというのは対面が一番ですね。

・空間遺伝子発現解析を開始しました。

長らくおまたせしましたが，空間遺伝子発現解析を開始しました。まずは使用するサンプルからいかに上手く遺伝子を抽出できるか，実験の最適化を図っています。良い条件が見つかったあとは，実際に解析を進め，血管肉腫のどこでどのような遺伝子が発現しているかを調べて行きます。実験終了まではもう2ヶ月ほどかかる見込みですが，良い結果が出ることを信じて実験を進めて参ります。

・生成AIと教育研究活用の話題提供を行います。

北大の高等教育研修センターが主催する「シリーズ生成AIと教育研究活用」で話題提供を行います。私はChatGPTとGeminiを英文の質向上やデータ解析に利用していますので，これらについてお話をさせて頂きます。本シリーズは生成AIの利用例を教育者・研究者の方々が紹介し，参加者全員でよりよい利用法を考えていきましょう，というものです。シリーズで開催されますので，他にもたくさんの方々が講演を行いますので，私も新たな利用法を学べることを楽しみにしています。生成AI利用に関してはメリットも多いなか，デメリットについても非常に強く心配されるところです。こと教育活動にとなると，例えば生成AIにレポートを書かせて提出，なんてこともよく聞く話です。ですがだからといって利用を禁止する，というのも何とも勿体ない話ですので，より良い利用法について探っていければと思います。

研究につきましては様々なことができるようになりました。なかなか手が回らなくなることもありますが，学生たちが非常に頑張ってくれています。これからもチーム全員一丸となって研究発展に力を尽くしてまいりますので，これからもぜひ応援をよろしくお願い致します。

青島 圭佑