【わたしとバレエ】第六回コラム

　お久しぶりのコラム投稿になってしまってすみません。実はICUでは中間テスト・レポートの提出の真っ只中です！

今日話を聞かせてくれるのは、一年生のTちゃんです。Tちゃんは冬公演で、大事な照明の係も担ってくれます！

　私がバレエを始めたのは小学2年生で群馬県の小さなバレエスクールです。なぜバレエを始めたかというと私の叔母が勧めたことがきっかけでした。小学2年生からバレエを始めて最初はとても楽しくバレエに通っていましたが週3回のバレエと他にも習い事やっていたので、とても忙しく嫌になる時期もありました。大学生になった今でもバレエを続けられると思わなかったので今でもこのように続けられていることを嬉しく思います。しかし、バレエをやめようと思ったことは何度もあります。それは小学5年生の頃から始まりました。なぜなら自分の技術が他の子に追いつかずとても悔しい思いをしたり自分の教室よりも他の教室に行った方が技術の向上につながるのではないかと考えたからです。またコンクールに何度も出ましたが特にいい賞を取るわけでもなく毎回他の人のヴァリエーションを見て、「なんで自分はこんなに頑張ってるのにバレエが上手にならないのだろう？」と本当に悩む日々ばかりでした。しかし、次のコンクールに向けて目標を立てて、先生や仲間と共に毎週レッスンに行くことをは楽しみでもあったので今まで続けることができました。

　私が今でもバレエを続けている理由は9年間もバレエをやってきて技術が衰えることがとても怖かったことやバレエに対する強い思いを持っている子達と出会い、自分が刺激をもらえると思ったからです。私は今バレエのことをとても自分が自由になれる時間だと思っています。バレエをしている間はバレエに集中し他の事は特に何も考えずに自分の体を動かしたいように動かしたり、改善点などを見つけることが技術の上達にもつながるのでとても心地良い時間です。

　レカンでの冬公演は私がICUに入学して初めての舞台となるので絶対に成功させたいです。ラ・バヤデールは私は以前に一度も踊ったことがなく、初めての演目となりますが、初めての演目を経験することができ、またバレエをやっていたときのような達成感も味わえると思うので気を抜かずに一生懸命練習に取り組みたいと思います。