本日13時30分から、第11回期日が行われました。

　当時13歳だった原告が、それまで精神科の診断も同意もなく、登校時に突然児童相談所らによって精神科病院に“拉致”され、医療保護入院させられたことの違憲性・違法性を争う訴訟。本日13時30分から、第11回期日が行われました。

　2年にわたる争点整理を経て、ついに最大の争点である「拉致された当日の入院の根拠となる診察」や、「その後の独房への隔離措置の前提となる診察がどの程度行われたのか」が問われる段階に入りました。被告側の医師たちからは、虚偽にまみれた陳述書が提出されましたが、それに対して原告本人の陳述書による反論が行われました。

　裁判長からは、非常に興味深い争点整理がなされ、被告病院側に対して次のような問いかけが行われました。

「専門家の判断は100%正しいのか？しかし、それでは法システムの中に専門家が取り込まれた意義がないんだよね。」

「専門家の判断に対する法の要請や統制とは？」

いよいよクライマックスである証人尋問に向け、扉が開かれました。

　現代日本においても、これほどあからさまな自由の侵害が行われています。同じ社会を生きる者として、この問題を自分ごととして考え、一人ひとりが語り手となれるよう、今回もお伝えしています。

　ぜひ、ご覧ください！

▶︎https://youtu.be/TQvQIOHThuY?si=UnGDavJPLhTSdr05