返礼品News「CF限定切り絵ご朱印」の試作品が想像の3段上をいく出来でした！

月曜日は、伊佐市のお隣、熊本県人吉市の印刷会社ソーゴーグラフィックスの副田能伸（そえだよしのぶ）さんと、クラファン返礼品として準備を進めている「オリジナル切り絵ご朱印」の打ち合わせでした。

 

お持ちいただいたサンプルがこちら。

精密な切り絵にシンプルな色使い。

ここに郡山八幡神社の朱印が押されれば、華やかながら品のある一枚になりそうです。

予想のはるか上をいく出来に「おお〜」と盛り上がる私達。

 

ちなみに右下にシルエットで表現されているのは焼酎を飲む時に用いる酒器「カラカラ」。
今でこそ鹿児島の酒器といえば「黒ヂョカ」が有名ですが、郡山八幡神社に「焼酎」文字の落書きがされた室町時代（1559年）は、黒ヂョカはまだなく、カラカラが使われていたと言います。

今でも伊佐では家で焼酎を飲む時にカラカラを使う家庭があると聞きますし、球磨焼酎（米焼酎）で有名な人吉ではこれを「ガラ」と呼び、メジャーな酒器となっています。

 

元を辿ればカラカラは琉球から伝わってきたようです。今でも沖縄料理屋で泡盛の古酒を頼むとカラカラで出してくれたりしますよね。

 

郡山八幡神社の本殿は重要文化財として国の指定を受けていますが、その文化的価値は建築様式に琉球文化の影響が見られることが評価されたと伺っています。

​​​​​中世の昔より、琉球の文化は海を越え山に入り、この伊佐地方、そしてお隣の球磨地方に伝わり、根を張ったのですね。

 

切り絵ご朱印のシルエットにそんな歴史の浪漫を感じていただけましたら幸いです。

 

さて、このクラファン限定切り絵ご朱印は、2万円以上のご支援者様全てのコースにご用意させていただいております。

ぜひご検討くださいませ。

（先ほどの試作品では建物は拝殿、花は桜がデザインされていましたが、今回の打ち合わせで「本殿と紅葉」に変更することになりました。）

 

当初は寄付金だけを募るつもりで始めたこのクラウドファンディングも、今ではこうして返礼品を通して皆様に郡山八幡神社の魅力をお伝えできることに喜びを感じております。

 

5月17日現在、支援金総額は1,310,000円。

クラファン開始6日目で第一目標金額の43%に到達する事ができました。

ひとえに皆様のご支援のおかげです。本当にありがとうございます。

 

しかし、私たちのプランは第一目標金額の100%に達しなければ成立しない「All or Nothing」方式。

 

社務所を再建するため、そして郡山八幡神社の新たな魅力を皆様にお届けするためにこれからも頑張って参りますのでご支援、応援、ご宣伝のほど何卒よろしくお願いいたします。

 

（本コーナーは、クラファンメンバーである伊佐市地域おこし協力隊の西上が移住者目線で執筆しています。情報に間違いがないよう気をつけてはおりますが、歴史考証の面など多少間違いがあるかも知れません。その点ご容赦くださいませ。）