歴史の宝庫「石清水八幡宮文書」を未来へ|第1弾『石清水と天下人』
歴史の宝庫「石清水八幡宮文書」を未来へ|第1弾『石清水と天下人』

支援総額

18,612,888

目標金額 15,000,000円

支援者
389人
募集終了日
2023年5月31日

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2023年05月14日 16:19

【ひめくり石清水|5月14日】別当(べっとう)に就くも手紙には…

弘安3年(1280)5月14日

 

 別当(べっとう)とは、古代・中世の石清水八幡宮に設置された、検校と並んで社寺務を統括する、たいへん重要な役職です。その補任(ぶにん。任命すること)も太政官(だいじょうかん)という朝廷の中央の役所からの公式の文書の発給を受けて正式に認められる、たいへん格式高いものでした。

 

 鎌倉時代半ば―モンゴル襲来のあったころ―の弘安3年(1280515日、田中守清という人物がやはり別当に補任されています。ところが、その前日の514日に朝廷の担当者から守清のもとへと届いた書状には、「別当のことは担当者に連絡済みです。補任のことが記された文書の発給が遅れているので、そこのところ宜しく。」とばかりのことが記されています。

 

 例えば、私たちが長年勤めた会社の社長あるいはCEOについに就任するというときに、その大事な就任の文書が遅れている、しかも(外部の)担当部局からは「遅れるけど宜しく」といった返事しか貰えなかったら、どんな気分でしょう。

 

 また、さらに遡って史料をみていくと、どうやら守清はこの年の正月以来、必死に補任(昇進)のことを朝廷側へと働きかけているようなのです。

 

 結果的に守清の別当補任の文書は515日付けで出されており、補任の日はこの日ということで間違いありません。ただ、それは結果論に過ぎず、そこに至るまでの働きかけや担当窓口とのやりとりに関わる史料まで読み込んでみると、悲願を目前にしながらなかなか来ない補任の文書にヤキモキする、そんな人間味溢れる守清の姿を想像する余地がでてくるのではないでしょうか。

 

**活字翻刻『大日本古文書 家わけ四 石清水文書』二〈石清水文書〉700,711,715

 

活字翻刻の画像が見たい方はこちらをクリックしてください

 

https://clioimg.hi.u-tokyo.ac.jp/viewer/view/idata/850/8500/05/0402/0528?m=all&s=0528

 

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A:竹しおりコース

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感謝の気持ちを込めて、竹しおりをお送りいたします。

●お礼のお手紙
●ご芳名1年間顕彰
●竹しおり 2枚

申込数
166
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年12月

10,000+システム利用料


B:特製御朱印コース

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クラウドファンディング限定の御朱印をお届けいたします。

●お礼のお手紙
●ご芳名1年間顕彰
●特別御朱印 1枚

申込数
183
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年12月

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A:竹しおりコース

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