歴史の宝庫「石清水八幡宮文書」を未来へ|第1弾『石清水と天下人』
歴史の宝庫「石清水八幡宮文書」を未来へ|第1弾『石清水と天下人』

支援総額

18,612,888

目標金額 15,000,000円

支援者
389人
募集終了日
2023年5月31日

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2023年05月17日 11:55

【ひめくり石清水|5月17日】淡路の別宮 武士に侵害される

淡路の石清水別宮 武士により侵害される【517日】

 

 鎌倉時代に石清水八幡宮の所領の一つとしてみえる鳥飼(とりかい)別宮は、現在の淡路島西部(兵庫県洲本市)の播磨灘に西面する鳥飼川流域に所在しました。

 

 この鳥飼という地名は、鷹や鴻を飼育して朝廷に奉仕した「鳥養部(とりかいべ)」という鳥類飼育に特化した職業集団がかつてこの地に所在し、それに由来する地名と考えられています。石清水八幡宮の所領であることは、源頼朝が石清水八幡宮権益を保障した文書のなかに確認することができ、頼朝にとっての八幡神ひいては石清水八幡宮の重要性がうかがわれます。

 

 ただし、鎌倉時代後期に差し掛かる頃には、地頭である武士のために押領され、石清水八幡宮領としての存立の危機に瀕していたようです。その裁判は、六波羅探題という鎌倉幕府が西日本地域で生じた幕府の窓口へと持ち込まれ、さらに鎌倉幕府での裁決を仰ぎました。

 

 弘安1011月末の鎌倉幕府からの裁定を受け、翌正応元年(1288517日に六波羅探題がその旨に従うよう伝達する文書があり、そこからは地頭らによる石清水八幡宮領に対する数々の無体な行為が明らかになります。

 

・畠を押領(むりやりに奪うこと)し、麦を刈り取ってしまった

・地頭が公領を押領した

・友吉名という土地の半分を地頭が押領した

・地頭の子息が鳥飼別宮の神人(じにん)を弓で射殺した

・付加税を徴収し地頭の取り分とした

・百姓が耕した実り良い田を地頭の所有する実りの良くない田と交換した

・小綱名という田地を自分の土地に囲い込んだ

・いまだ収穫していない免田から稲を刈り取ってしまった

 

 など、どれもこれも地頭が現地で鳥飼別宮関係の収益を奪取するようすが、よく伝わってきます。

 

*活字翻刻『大日本古文書 家わけ四 石清水文書』田中家文書一

 

活字翻刻の画像が見たい方はこちらをクリックしてください。

 

https://clioimg.hi.u-tokyo.ac.jp/viewer/view/idata/850/8500/05/0401/0430

 

 

現在の収蔵庫

 

収蔵庫新設  下層に遺構がないか発掘調査をするための伐採

リターン

5,000+システム利用料


A:竹しおりコース

A:竹しおりコース

感謝の気持ちを込めて、竹しおりをお送りいたします。

●お礼のお手紙
●ご芳名1年間顕彰
●竹しおり 2枚

申込数
166
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年12月

10,000+システム利用料


B:特製御朱印コース

B:特製御朱印コース

クラウドファンディング限定の御朱印をお届けいたします。

●お礼のお手紙
●ご芳名1年間顕彰
●特別御朱印 1枚

申込数
183
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年12月

5,000+システム利用料


A:竹しおりコース

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感謝の気持ちを込めて、竹しおりをお送りいたします。

●お礼のお手紙
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申込数
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B:特製御朱印コース

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クラウドファンディング限定の御朱印をお届けいたします。

●お礼のお手紙
●ご芳名1年間顕彰
●特別御朱印 1枚

申込数
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2023年12月
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