2023年の世界選手権を通して痛感したこと‥

三寒四温の候、皆様お変わりなくお過ごしのことと存じます。
戸田中央総合病院ローイングクラブで漕手を務めております小林と申します。今回は私からの視点で執筆させて頂きます。

私は昨年2023 World Rowing Beach Sprint Finalsにシニアカテゴリー・男子シングルスカルで出場をさせて頂きました。当初の私は、コースタルの経験の浅い自分でも海特有の荒波の中でのコンディションでならチャンスがあるんじゃないかと思っておりました。自分よりも身長が高く、パワー・体重も秀でた選手達に対抗できるんじゃないかと甘い考えを抱いておりました。

結果は総合27/35位と不甲斐ないもので終わってしまいました。
やはり自分のような軽くて小さな選手では通用しないのかと打ちひしがれました。
しかし、同カテゴリーにて自分と身長も体重も大差の無い選手が銀メダルを獲得しておりました。

「どうして？」そう思って彼のレース映像を見返してみましたが鳥肌が立つほど技術力が高かったのです。ちなみにこの選手は去年・一昨年と同カテゴリーにてメダルを獲得しており、高い経験値を有しているのが見てとれます。

強い選手になる為にはパワー・スタミナ・精神力といった要素が必要不可欠だと思っております。
ですが、レースに勝つ為にはそういった要素に技術力が組み合わさることが大事だと考えております。

今回のプロジェクト内容に記載されているように遠征や交流試合は、高いレベルの選手を育成するには必要かと思われます。

「「経験させる」に勝る育成方法はない」
遠征・交流試合を経て得られる経験はより高次元の馬力・持久力・精神力・技術力に繋がります

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最後になりましたが、プロジェクトを通して心・技・体を揃えた選手を育成する為にも皆様のご支援・お力添えを、どうか宜しくお願い致します。