かわいそうだけでは助けられない野良猫さんのこと③　～飼育崩壊～

和歌山市内のあるお宅
飼い主さんの友人からご相談がありました

急病を患い入院　今後どうなるかわからない
家には20匹以上の猫がいる　どうしたらよいだろうか？　と

私たちは　その猫たちの一匹一匹の状況を聞き出すために調査に向かいました

猫達はほとんどが　避妊手術されておらず　家の中で繁殖した様子

このおうちの前は公園　その公園には昔はたくさんの猫がいました
その猫達を不憫に思い　おうちの中にいれたのでしょう
1匹2匹のうちはよかったと思います　　でも数が増えてきてあげくに
このおうちの中で生まれては死にを繰り返してきたのでしょう

お金もない中で　この猫達を引き取るところはどこにもありません
まずは　避妊手術をしましょう　と相談者に話し決行しました



子猫が2匹　この子たちは保護しました

費用については飼い主様たちは負担できません　でもこのまま放置はできない
これ以上の不幸な命はいらない　と皆様方のご支援いただいたクラファン基金から
出させていただきました

飼い主の居ないお家では　相談者様たちが協力して
猫達のお世話をしてくれていました
それから1か月後　飼い主様はなんとか家に帰れることとなりました

猫が好き　猫がかわいい　ただそれだけでは当然飼い続けることはできません
猫達も幸せではありません
絶対に増やしてはなりません　飼う前に不妊手術が絶対に必要なのです

結局このおうちは　23匹いた中で3匹を私たちが保護
残りの20匹は　相談者様たちも協力しながらそのおうちで飼い続けることとなりました

どうか最後までお世話できますように　と祈りつつ
ここで猫たちの不幸をとめることができたことは本当に良かったと思います