かわいそうだけでは助けられない　野良猫さんのこと㉗

和歌山市内のある公園　　ここには猫がたくさんいました
ただし　この猫たちのほとんどはこの子達をお世話している方々がいて
不妊手術はされていました

2024年５月のある日　この公園に一夜にしてたくさんの猫が現れました
その数　１０数匹
みんなよく慣れている子達ばかりだったようです

いきなり現れた猫たちを　人々は不憫に思ったのでしょう
公園を訪れる人々が　思い思いに餌をあげていました

でも　そのかわいそうだけでは　この猫たちは助けられません
妊娠猫も複数いました　　私達は相談を受け　全頭捕獲することにしました

　

猫たちは　バラバラになり　その捕獲には数日を要しました

そんな中　１匹の雌猫が出産してしまったのです

段ボールを置いたのは　ご近所の小学生たち
ご飯とボールをいれてくれたのもその子たち

優しい子供たちも　猫たちを見て可哀そうに思ってくれていたのだと思います

生まれたての赤ちゃん猫母猫を保護

その後　合計１４命＋赤ちゃん猫４命を保護してあげることができました
でも　もしかしたら　保護出来ずに　亡くなったりどこかに行ってしまったりした猫も
いたかもしれません

明らかにおうちの中にいた子達ばかり　　全頭未手術　しかもよく慣れている
この子達をここに置き去りにした人は　誰なのか
最初の一匹を手術していたら　こんなことにならなかったはずなのに
犠牲は猫たち

野良猫さんをかわいそうに思いお家にいれる
でも不妊手術なしでは　またかわいそうな猫を増やすだけです
また　遺棄されて　その猫をまた可哀そうに思い餌をあげる
その行為は理解できます　それでもそれだけでは　更に可哀そうな子を増やしてしまうだけ


保護した猫たちは　全頭2024年中に　譲渡してあげられて　今は全員が
おうち猫として暮らしています

こうして捨てる　捨てなければいけない人がいなくなるように
私たちはもっともっと啓発　そして支援をしていかなければなりません