アマミヤマシギが奄美大島に渡ってきた場所に行ってみました

4月に調査で奄美大島を訪れた際、沖縄のやんばるで捕獲した個体が海を渡り、奄美大島にたどり着いた場所に行ってみました。そこは奄美大島の東海岸にある河口から少し入りこんだマングローブに近い川岸でした。

 

令和5年2月25日、奄美大島に渡ってきたという発信が初めて入った場所

 

この写真中央ぐらいが発信が落ちた場所です

 

到着してすぐ位置情報が取得されたわけではないと思うので、降り立った場所というわけではないですが、この辺りに降り立ったのだと思います。

 

その後、しばらくはこの近くの草地で発信がとれていました。

 

到着後はこの草地周辺と少し離れた森林内とを行き来しているようです。

 

ここも発信が落ちていた場所。アマミヤマシギが好きそうな環境です。

 

川岸から海のほうを眺めてみました。先に見える水平線が海です。

 

もしここで生まれたアマミヤマシギが沖縄に渡り、そして故郷に戻ってきたのだとしたら、渡る前、アマミヤマシギはどんな気持ちでこの風景を眺めていたのでしょうね！この風景を毎日眺めているうちに海に出たいという衝動にかられたのでしょうか？ロマンがありますね！

 

現在もアマミヤマシギはこの周辺で発信が落ちています。また動きがありましたらご報告いたします。