劇場運営にかかる経費と持続型給付金がもらえない訳

なら香芝天満座の大西真生です。

いつも応援ありがとうございます。

6月の公演劇団・劇団美川（げきだんみかわ）さんが来てくださいました。

また公演の様子などお知らせしていきます。

先月同様どうぞよろしくお願いいたします。

 

5月末、お客様が一緒に清掃を手伝ってくださいました。

 

 

座席１つ１つしっかり除菌しなければならないので大助かりでした！

 

 

さて、今日は劇場の運営費について、書かせていただきます。

かなりリアルな数字の話になりますが、当劇場をご存知でない方にもご支援をお願いするにあたり、お伝えしようと思います。

 

香芝天満座の１ヶ月の主な経費は：

・劇場のテナント料＋駐車場利用費：540,000円

・劇場の光熱費：100,000円

・劇団宿舎の家賃：65,000円

・劇団宿舎の水道代と光熱費：50,000円

・JASRAC月額使用料：50,600円

 

となっています。
光熱費や水道代は月平均です。

テナント料は、小さい劇場とは言え、通常店舗の区画の何倍もかかっています。

営業が出来なくても固定にかかる経費は支払わなければなりません。

光熱費は多少増減しますが、毎月約80万円かかる計算になります。

 

収入はお客様からいただく入場料です。

自販機を設置していますが、ショッピングセンターの中にあるので、飲食はそれらの店舗の利用をお勧めしています。

あとは雑貨類の販売。こちらも微々たるものです。

ですので、収入のほとんどは入場料で、１日休むとその分収入が減ります。

 

コロナ禍により、2月後半から入場者数が減少し、3月は大幅に減額、4月と5月前半は完全休業で収入が途絶えましたが、月契約の固定費は支払わなければなりません。

 

商工会議所などで相談に乗っていただいていますが、大きなネックがあることがわかりました。

まず、当てにしていた中小企業向け持続型給付金。

この申請には、昨年３〜５月の売上実績の提示が必要です。

僕が劇場運営を始めたのが昨年10月です。

したがって、昨年実績がないため、受給対象外とされてしまいました。

その他の融資についても同様の理由で厳しい回答が予想されます・・・

 

恥ずかしながら赤字経営なので、この間の無収入期間は大打撃です。

これ以上続けるのは、経営者として正しい判断とは言えないと思います。

 

しかし、ここを大切な居場所としてくださる方がいること。

数少ない大衆演劇の劇場であること。

香芝に大衆演劇を根付かせたいという創始者の思いを引き継いだ責任…

 

たくさんの思いが寄せられている場所を、なんとか守りたい。

正直、帳簿を見ると凹みますが、思いだけは強まる一方です。

 

クラウドファウンディングも残り28日となりました。

まだまだ厳しく、今一度お願いです。

小さな劇場の存続に、力をお貸しださい。

また、よろしければ広めていただければ幸いです。

どうぞよろしくお願い申し上げます！